DeFiプロトコルAave、ガバナンスをトークン保有者に移行
DeFiプロトコルAaveは10月29日、同プロトコルの管理キーが、Aaveのネイティブトークン「AAVE」保有者の指揮のもとコア開発者からガバナンスコミュニティに移ったことを発表した。これにより、トーキン保有者によってガバナンスの権利が決定される分散型のプロジェクトになる。
Today marks a historic moment for the Aave Protocol: we have officially handed over the protocol admin keys to the governance, an important step towards decentralisation!
Read more about the Admin Key Handover and what this means for the protocol: https://t.co/89CxKb09rq
— Aave (@AaveAave) October 28, 2020
今回の発表は、コミュニティが最初のAave改善提案(AIP)に賛成票を行い、100:1の割合でユーティリティトークンLENDから、新たなガバナンストークンAAVEへ移行機能が開始され、その後、ガバナンス権をAAVE保有者に譲渡した。
本日、Aaveプロトコルにとって歴史的な瞬間を迎えました:我々は正式にプロトコルの管理キーをガバナンスに引き渡しました。
AAVEの総供給量は1,600万トークンであり、そのうちの1,300万トークンはLEND保有者が換金が可能。残りの300万トークンは、エコシステムのリザーブ資金として割り当てられている。またAAVEトークン保有者はAIPの投票に加え、プロトコル手数料のシェアを得ることを目的に、バランサー上でAAVE/ETHをステーキングすることで、取引手数料と共にBALトークンを獲得することが可能だ。
これらのステーキングされたAAVEトークンは、AIPの投票に使用することももちろん可能であり。
AAVEのDeFIプロジェクトは今年1月に開始され、大きな注目を集めていた。Aaveは現在、9億8,000万ドル以上の資金を保有し、ロックされた総価値(TVL)では第5位に位置しているDeFiプロトコルである。しかし、AaveのTVLは8月のDeFiバブルのピーク時から大きく下落し、17億ドル近くから42%もスライドしている状況だ。