ZOZO創業者の前澤氏、デジタル決済の新事業立ち上げへ

新会社「スタートトゥデイ」複数の決済サービスと独自通貨圏創造

16日、衣料品通販大手ZOZO創業者の前澤友作氏が、株式会社スタートトゥデイにて電子決済サービスに関する新事業を立ち上げる事が報じられた。また、新事業には暗号資産(仮想通貨)交換業大手の経営幹部として、「ディーカレット」の白石陽介最高技術責任者(CTO)が参加し、サービスの開始準備を加速させると報じられた。

Forbes Japanによると、前澤氏は2020年の世界長者番付で、日本人の億万長者30名のうち、23位に位置しており保有資産額はForbesでは2,030億にも及ぶ大富豪の1人。

昨年の9月にはZOZO社長を退任したが、「お金配りおじさん」として、Twitterのフォロワーへ還元し、自身のSNS活動を活性化させていた。現在では、Twitterのフォロワー数は1,000万人を超えており、お年玉企画を行った際のリツイート数が500万件を超え、世界記録を更新するなど今もなお発信力を強めている。

新会社「スタートトゥデイ」の新事業については、公式サイトが設けられており「複数の決済サービスと独自通貨圏創造。」「お金の事業をゼロから一緒に立ち上げてくれる仲間を募集します。」と記載されている。また公式サイトでの募集事業内容は様々で、2020/10/19 23:59まで行われている。

・決済領域の事業開発プロ
・決済領域の事業設計・業務設計のプロ
・カスタマーサクセスのプロ
・フロントエンドエンジニア
・バックエンドエンジニア
・Webデザイナー
・UI/UXデザイナー
・コンプライアンス/AML
・リーガル
・財務

以上の項目にあるように幅広い職種を公式サイトにて募集しているようだ。

現時点では、新事業の詳細は報告されておらず、仮想通貨関連の事業になるのかは不明。だが、暗号資産(仮想通貨)交換業大手の経営幹部として、「ディーカレット」の白石陽介最高技術責任者(CTO)が参加する情報から、可能性としては考えられる。今後、仮想通貨業界への参入が明らかとなった場合は、更なる市場への影響も期待できるだろう。