ツイッターCEOがビットコイン、ブロックチェーンがビジネスを刷新する方法を説明

ツイッターCEOがビットコイン、ブロックチェーンがビジネスを刷新する方法を説明

Twitter社のCEO兼共同創設者のJack Dorsey(ジャック・ドージー)氏は、人権財団のオスロ・フリーダムフォーラムのストリームに登場し、ブロックチェーンがビジネスを刷新する方法を語った。

昨年12月、Dorsey氏はソーシャルメディアの分散型標準を作成することを目的として、BlueSkyと呼ばれる新しいイニシアチブを開始するとツイートしていた。これ以来、ブロックチェーンに関して具体的な詳細は語られていなかったが、今回はBlue SkyがTwitterとは全く別のものであるなど詳細を明らかにした。

Blue Skyは、Twitterとは完全に別の非営利団体です。このグループは、誰もがアクセスしたり使用することができるプロトコルを構築するものです。Blue Skyが魅力的なサービスとビジネスを構築できるように、私たちはそのクライアントになることに真剣に取り組んでいきます。

というのも、Blue Skyはソーシャルメディアが分散型の標準規格を策定するための組織であり、将来的にはTwitterもこの標準のクライアントになることを想定している。Dorsey氏によると、開発当初のTwitterは非常にオープンなサービスであり、分散型インターネット標準を目指していたようだが、様々な理由から現在のような中央集中型のソーシャルメディアとして成長する形になったことを説明している。

Dorsey氏がこのように、ソーシャルメディアの分散型標準を作成する理由として、中央集中型のソーシャルメディアの問題点をいくつか挙げている。その中には、ユーザー間の問題に正しく対処できるようなグローバルポリシーを作成することが困難なことや、ソーシャルメディアホスティングの健全性などが含まれているとのこと。

Dorsey氏は分散型オープンプロトコルを構築することでこれらの問題を解決することができると確信しているため、Blue Skyのような組織が立ち上げられたようだ。

また、Dorsey氏はブロックチェーンに関して、「ブロックチェーンとビットコイン(Bitcoin/BTC)は未来を指し、コンテンツが永遠に存在する世界を目指します。コンテンツは永続的であり、消えることはなく、接続されているすべてのノードに永遠に存在します。つまり、コンテンツホスティングの仕事がなくなるということです」と述べている。

BlueSkyのチームメンバーは現在5人ほどとなっており、今後ますますこの活動は拡大していくとみられているが、Twitterとそのユーザーにどれだけ受け入れられるかが問題になってきそうだ。またビットコイン愛好家であるDorsey氏は、どのようにしてビットコインを採用していくかについても多くの注目が集まる。