バイナンスUSがフロリダ州へ進出
米国版の仮想通貨取引所Binance.USは、フロリダの居住者が同取引所のサービスを利用できるようになったことを発表した。バイナンスUSは取引所のローンチに伴い、ニューヨーク州、フロリダ州、テキサス州などの13州を除外していたが、今回新たにフロリダ州が追加された。
バイナンスUSは最大手仮想通貨取引所バイナンスが金融犯罪取り締まりネットワーク(Financial Crimes Enforcement Network (FinCEN)に登録する送金業者であるBAMと提携した仮想通貨取引所である。
バイナンスUSのCEOであるCatherine Cooley氏は、「私が成長した場所でサービスを提供できないことは残念だが、安心して欲しい。これはまだ始まりにすぎない。我々の多くがホームと呼ぶこれらの州の人々が、バイナンスUSにアクセルできるように努めることが、我々のミッションだ」と述べている。
バイナンスUSの公式Webサイトによると、デジタルアセットマーケットプレイスは、フロリダ州に住む住民がデジタルアセットを購入、取引、獲得できるようになるとのことだが、執筆時点ではバイナンスは米国のサービスを合法的に使用できる州のリストからフロリダを削除していないようだ。バイナンスUSのCEOであるCatherine Cooley氏はまた、Twitterでのサイトのサービスの拡大を発表し、「フロリダの女性が仮想通貨市場を自国にもたらす」と述べた。
フロリダの追加により、2019年9月にマーケットプレイスが米国でアカウント登録を開始して以来、居住者がバイナンスUSを使用するのに38番目に適格な州になるとのこと。18歳以上のおよそ1,230万人がサンシャインステートに住んでおり、フロリダの追加によりバイナンスUSの利用者の急増が期待されているが、一部の米国の地域では今後もバイナンスでのサービスも利用できるとのことだ。また、除外されていたその他の13の州についても今後順次サービスに追加されていく予定とのこと。