Binanceが準備するマイニングの展望
世界最大の仮想通貨取引所は、ロシアのブラーツクで最大のビットコインマイニングホスティングプロバイダーであるBitRiverに、マイニングプール用の物理サーバーノードを配備していることが分かった。
UNIVERSITY OF CAMBRIDGE Judge Buisiness Schoolより画像引用
両社は17日の発表の中で、BitRiverのマイナーオーナーは、Binanceへの接続とマイニングプールへの直接ルートを選択することになるとコメント。その見返りとして、Binanceは、現在100 mWhの全容量のうち70メガワット時(mWh)の容量でマイニングプールを運営しているBitRiverでマシンを実行している顧客への露出とアクセスを獲得する。
ケンブリッジ大学付属のCenter for Alternative Financeがまとめたビットコインマイニングマップによると、ロシアのマイナーによる現在の月間平均ハッシュレートはネットワーク全体の6.08%であり、報告された5.93%からわずかに増加していると指摘している。
UNIVERSITY OF CAMBRIDGE Judge Buisiness Schoolより画像引用
同様に、カザフスタンのマイナーは、ビットコインの合計ハッシュレートの3.14%に貢献するとみられており、昨年の第3四半期に記録された1.42%から、こちらも増加している。一方、この地図は、中国の平均ビットコインハッシュレート優勢が2019年第3四半期に記録された75%からわずか71%にわずかだが低下したことを覚えておきたい。
現在、ハッシュレートで最大の10のビットコインマイニングプールのうち9つは、中国の自社企業か、中国市場に強いルーツを持つ仮想通貨取引所が所有している。
Binance プールは、データセンターの顧客であるマイナーに非常に競争力のある料金体系を提供するとBitRiverのCEOであるイゴール・ルネット(Igor Runets)氏は述べている。ルネット氏は、顧客によるファームのハッシュレートの最大50%が、取引後にBinance Poolに切り替わると予測しており、これらのクライアントは、ビットメインが制御するBTC.comプールから切り替わっていると述べている。
BinanceがBitRiverで顧客を引き付けるために割引料金を提供しているかどうか、もしくはどのように提供しているかを明らかにしていないが、市場よりも低いレートはBinanceがビットコインマイニングプールの競争を激化させるために取った主な活動の1つだ。Binanceはカザフスタンのマイナーにも手を差し伸べているだろうと買っている事をCoinDeskは報じている。
BitRiverは今年4月下旬、ビットコインマイニングサービスをスタートさせ、ビットコインハッシュレートの約7,000 PH / sを達成。現在、競合するHuobiとOKExに続き8番目に大きなビットコインマイニングプールだ。フルペイパーシェア(FPPS)モデルを採用しており、当初は手数料なしで開始しており、現在は2.5%未満の料金で提供されています。ただし、ケースによっては、大規模なマイナーに提供される料金が1%未満になることがあるという。一方、F2PoolやPoolInのような他の主要ビットコインマイニングプールは、以前の4%から2.5%に料金を引き下げ、大規模マイナーにはさらに割引をしている。
FPPSモデルは、プールがマイニングするすべてのブロックでブロック補助金に合意した料金のみを請求。その後、ブロック補助金とトランザクション料金をそれらの貢献度に基づいてマイナーへ比例配分することを意味している。