伝説の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェット氏が仮想通貨を改めて批判
バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOであるウォーレン・バフェット氏は5日、同社の株主総会で、仮想通貨に対してい否定的な意見を指名しました。
バフェット氏は、ビットコインをはじめとする仮想通貨に対して「悪い結末を迎える」「殺鼠剤を二乗したものだろう」と否定的な意見で表現しました。
バフェット氏は、ビットコインは土地や企業の株式とは異なり投資目的や、生産的な資産ではないと発言しました。
投資家がビットコインを求めている理由は価格要因という側面だけであり、仮想通貨は「イカサマ」のための便利な道具となっていると述べました。
現に、仮想通貨はICO(イニシャルコインオファリング)での詐欺被害や、ダークウェブサイトによるマネーロンダリング(資金洗浄)の問題が取り上げられています。
さらに、バークシャー・ハサウェイ副会長のチャーリー・マンガー氏も、この仮想通貨の否定的な意見に賛同しており、「ほかの誰かが糞を売っていて、あなたもそこから抜け出せなくてなっている」と厳しい言葉で仮想通貨を非難しました。
去年の10月に、バフェット氏はビットコインの高騰により「バブルの領域」に入っており、「崩壊するだろう」と主張していました。
そして12月にバブルと言われるほどの価格の急騰を見せましたが、現在は100万円台をキープしています。
11月に1Bitcoin=100万円を超えてから、200万円を突破するまでに11日間しか要しておらず、その間の出来高も増えていない中で暴騰しました。
市場が未成熟であることを証明するかのように価格操縦が行われている現状を危惧しての発言とも取れます。
しかし、今後の展開は金融商品としての期待から、安定的なデジタルアセットとして機関投資家が期待を寄せています。
実需ベースでの普及に向けて、再びBitcoinは信頼を勝ち取る必要があります。