バイナンスは、2019年後半に盗まれたETHを凍結

バイナンスは、2019年後半に盗まれたETHを凍結

暗号資産取引所バイナンスは、2019年11月に韓国の大手取引所であるUpBitからハッキングにて流出したイーサリアム(ETH)の凍結に成功したことを明らかにした。韓国の仮想通貨取引所であるUpbitは5,000万ドルのハッキングで盗まれたETHの一部をバイナンスに移動させ、世界最大の取引所はすぐにプラットフォーム上でこれらの資金を凍結し、調査を開始したとのことだ。

https://twitter.com/cz_binance/status/1260609983051227137?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1260609983051227137&ref_url=https%3A%2F%2Fcoinpost.jp%2F%3Fp%3D150243

凍結は取引にフラグが立てられてから1時間以内に行われており、バイナンスCEOであるChangpeng Zhao(CZ)氏がツイートスレッドに足を踏み入れ、送金がバイナンスで凍結されたことを報告した。CZ氏は、バイナンスがトランザクションを調査するためにUpbitに連絡していると述べ、さらに仮想通貨取引所は法執行当局に警告するだろうと付け加えた。

CZ氏は「凍結は、UpBitと協力して、法執行機関を検証して関与させ、資金を引き渡します。誰かがソーシャルメディアで資金の凍結について不満を言うのはわかっていますが、悪役と戦う必要があります。」と述べている。

Upbitは、その後の攻撃から取引所を保護するために、最終的にいくつかの対策を講じており、2020年1月中旬までにUpbitは攻撃に対応してセキュリティ更新を完了し、ETH、ビットコイン(BTC)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、イオス(EOS)などのすべて仮想通貨のウォレットシステムを刷新している。さらに、2020年4月にUpbitは主要な暗号分析およびコンプライアンス会社であるChainalysisと提携しており、契約の一環として、UpbitはChainalysisのKnow-Your-Transactionツールの使用を開始し、安全な取引環境を提供することが可能になったとのこと。