仮想通貨取引所フォビ・ロシア、法定通貨ルーブルをサポート

仮想通貨取引所フォビ・ロシア、法定通貨ルーブルをサポート

仮想通貨取引所Huobi GlobalのロシアフランチャイズであるHuobi Russiaが、現地の法定通貨ルーブルの預かり入れとIEO(イニシャル・コイン・オファリング)のローンチパッドサービスを始める。11月28日に開催されたカンファレンスで、Huobi Russiaが明らかにした。モバイルアプリの展開や、ロシアのプロジェクト向けの上場プラットフォーム立ち上げなどの構想も発表されたという。

報道によると、Huobi Russiaが許可を受けたウズベキスタンの銀行を経由して、ルーブルを預けることができるようになる。ウズベキスタンは最近、税制上の優遇措置を含め、国内仮想通貨取引所の作業を促進する措置を講じており、Huobiは地元の金融機関であるInfinBankと協力する予定だという。

ロシアの法定通貨ルーブルと仮想通貨のペアを行うと発表されたが、ソーシャルメディアの情報では具体的にどの仮想通貨とのペアになるかは明らかになっていない。

さらに、ユーザーは新たに開始されるIEOプラットフォーム「Huobi Russia Origin」を利用できるようになり、それに伴って手数料の取引支払いなどに使うことができる独自の取引所通貨も新しく追加される計画だ。

Huobi Russia Originは既に提供をしているIEOプラットフォームHuobi Primelと独立しており、Huobi Russiaに登録したユーザーのみに提供をする予定になっている。このIEOプラットフォームにどの仮想通貨をリストするかのルールは12月30日までに公開される見込みだ。Huobi Russia Originは上場料は必要ないが、上場前のプロジェクトに関連する有料サービスを提供する可能性がある。

取引所のフランチャイズ管理部門であるHuobi Cloudのビジネス開発リーダーであるShawn Chong氏は、新たなIEOプラットフォームの有効性に次のように語っている。

「新たなIEOプラットフォームが特定の市場を助けない理由は見当たらない。同プラットフォームが新しいローカルプロジェクトの成長を促すことができる」

IEOプラットフォームサービスを提供する取引所バイナンスは先月よりロシアルーブルの取り扱いを開始しており、ロシア市場を巡っての両社のシェア争いの行方を注視していく必要がある。