OKX、米司法省の捜査に8400万ドルを支払い和解

OKXが米司法省に8400万ドルを支払い和解

仮想通貨取引所OKXは、DOJ(米国司法省)との継続中の捜査を解決し、規制当局に8,400万ドル(約125.8億円)以上を支払った。

OKXの運営者であるAux Cayes FinTech Co. Ltdは、DOJによる捜査を解決した。同社は8,400万ドルの手数料を支払い、さらに多くの資産を没収することに同意したと報じられている。なお、Aux Cayes FinTech社は、米国のマネーロンダリング防止法に違反して無認可で送金事業を運営したとして有罪を認め、5億ドル以上の罰金を支払うことに同意したとのことだ。

OKXは米司法省の捜査対象から外れる

DOJが公式発表の中で明らかにしたように、同社に対する捜査は、米国での無認可送金業者としての同社の活動にかかっており、8400万ドルの罰金に加えて、Aux Cayesは4億2,100万ドル(約630億円)の手数料を没収することに同意している。

捜査中、当局は同社がこの地域で送金業者として営業する前に適切なライセンスを取得できなかったと非難したうえで、公式発表で次のように述べている。

OKXは、ニューヨーク南部地区を含む米国の顧客を探した。

これに対し、OKXは、関係する米国の顧客はもはやプラットフォームを利用していないと明言したほか、顧客被害に関する申し立てはなく、OKXの従業員に対する告訴もないと指摘。

日本語訳:
当社は、米国司法省による当社事業の徹底的な調査に協力しました。過去のコンプライアンスの不備に…
 

OKXは2月24日(月曜日)の公式声明で「当社は、従来のコンプライアンスの欠陥により、過去に一部の米国顧客が同社のグローバルプラットフォームで取引していたことを認めた」と述べている。OKXは、関係する米国顧客の数は同取引所の全顧客基盤のわずかな割合に過ぎず、これらの顧客はいずれもプラットフォームに残っていないと述べた。

また、Aux Cayesがコンプライアンスを確保するために講じたもう1つの措置は、コンプライアンスコンサルタントを雇うことで、この専門家の主な責任には、問題解決と同社のコンプライアンスプログラムの強化が含まれているとのことだ。

CFTCによるOKX子会社への召喚状

OKXは、問題の解決と規制遵守プログラムの強化のため、コンプライアンスコンサルタントを探すと主張している。

OKXは、この決定がコンプライアンス維持に役立つことを期待して、このコンサルタントのサービスを今後も利用するつもりであり、OKXのスター・シュー(Star Xu)CEO(最高経営責任者)は次のように述べている。

当社のビジョンは、OKXをさまざまな市場とそれぞれの規制機関にわたる大規模なグローバルコンプライアンスのゴールドスタンダードにすることです。

なお、今和解の前に、取引プラットフォームの米国部門であるOKCoinは、2024年2月24日にCFTC(米国商品先物取引委員会)から召喚状を受け取っている。報道によると、召喚状には、取引所とつながりのある詐欺行為に関与した人物の活動の詳細が記載されているという。この件に詳しい一部の関係者の話によると、CFTCの調査は、2024年1月23日に取引所のネイティブOKBトークンが突然暴落したことに関連していると指摘。当時、OKXは暴落により損失を被ったユーザーに補償することを約束していた。

ABOUTこの記事をかいた人

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。