ポロニエックスが、アジア・太平洋向け取引所Pwang.comを開設

ポロニエックスが、アジア・太平洋向け取引所Pwang.comを開設

仮想通貨取引所「Poloniex(ポロニエックス)」が2019年11月14日、アジア・太平洋向けの仮想通貨取引所「Pwang.com」を開設したと発表した。

ツイッター上で、同取引所は新たな取引所の開設をこのように述べている。

ポロニエックスは、世界で最も大きな取引所となっており、アジア太平洋のユーザーのためにPwang.comを立ち上げるという目標を達成した。このドメインは、アジア太平洋のユーザーが我々の取引所にアクセスできる機会を改善し、アクセスのスピードも急速に早めていくだろう。さあ試して下さい。

Pwang.comのサービス概要

「Pwang.com」は、ビットコイン、イーサリアム、テザー(USDT)、USDコインの4種類の仮想通貨を基軸通貨に、60種類以上の仮想通貨を取り扱っており、証拠金取引も提供。銀行のキャッシュカードを使用して入金を行うことができるという。

さらに、ポロニエックスは11月13日、Pwang.comの立ち上げに合わせ、中国のソーシャルメディアであるウィボ(Weibo)にアカウントを立ち上げたことを発表した。

ツイッター上では、このように述べている。

Pwang.comの立ち上げに合わせ、我々は、中国語圏の熱狂的なブロックチェーン愛好家のために、中国で最も大きなメディアプラットフォームであるWeiboに新しいアカウントを登録した。2日以内に、3万2000フォロワーを超えました。もっとフォローして下さい。

ポロニエックスとは

ポロニエックスは、登記上でセイシェル諸島に拠点を置く仮想通貨取引所だ。2018年2月にドルを担保としたステーブルコインであるドルコイン(USDC)を発行しているサークル(Circle)社に買収されたが、2019年10月に同社傘下から離脱。現在は新会社「ポロ・デジタルアセット」として取引所サービスを提供している。

なお、サークル社からの離脱により、ポロニエックスは米国人向けのサービスを停止する方針を発表。11月1日から米国人はポロニエックスは取引できなくなっている。背景には、米国の規制の不透明さに対する不信感があった模様で、Pwang.comの開設は、米国からアジアへと商圏を移行する取り組みの1つであるとみられる。

新会社の「ポロ・デジタルアセット」は、トロン財団の投資ファンドから出資を受けており、先日はサン氏が正式に「出資」と「買収」を認めたが、取引所の運営自体はトロン財団とは独立して行われるという。