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マーケットレポートから見る最新のDapps市場動向
登壇者:藤岡紀光 氏(dapp.com Japan Lead)
dapp.comについて
dApp.comは、ブロックチェーンアプリケーションの総合サイトであり、月間20万PV、さらに100を超える地域からアクセスがある。
そして以下の4つの特徴がある
- 2988のdappsが登録されいてる
- 8つのブロックチェーン1位
- google検索1位
- 最大規模のコミュニティ30万人以上
Q2:dapp.comはブロックチェーン版「Appstore」を目指す
dapp.comは、ブロックチェーン版「Appstore」の構築を最大の目的としている。
Appstoreでは、アクセスすれば瞬時に全てのアプリをインストールして使用することができるが、dAppsの場合は、ブロックチェーンが違ったり、アドレスが異なったりと、かなりの手間が生じるために一般のユーザーがなかなか入ってこれないのが現状だ。
アクティブユーザーの増加はこの市場にとって最重要課題になるために、dapp.comの今後の開発には多くのユーザーが注目しているだろう。
dapp.comオリジナルトークン「DAPPT」
別々のチェーン、別々のプラットフォームのdAppを同じプラットフォームで使えるようにする為に、dapp.comは7月に韓国でIEO行なっている。
DAPPトークン(DAPPT)が、上記の問題を解決するトークンとなる。
このトークンは、それ以外にも下記のような機能を持っている。
1:コミュニティー投票
投票機能をdapptにつけることによってアクティブユーザーの増加やdAppの評価などもすることができる
2:ローンチパッドとウォレット
DAPPTをステーキングすることによって、流動性を高くしている。
3:購入への払い戻し
新規のdapp公開時などにdapptでの購入で割引を受けることができるようになっている。
4:手数料の割引
これはbinanceが取引手数料をbnbでバックするの似たモデルだ。トークンを使った割引をすることによって、新規のユーザー獲得や新規のdAppの普及に繋がる。
5:Dapp上でDAPPTが使用可能
NFT AuctionやFCKなどのパートナーDappでDAPPTの使用を可能とする。
Q3:dApp.comのdAppマーケットサマリー
9月末の時点でdAppは2791個になっている。詐欺的なものは審査で弾いているので開発中や審査で落ちたものを含めるとさらに全体数は多くなるという。
この3ヶ月で148個増加し、ETHの新規ユーザーが圧倒的に多いのが特徴だ。
ブロックチェーン別のdappsランキング
- ETH-
- EOS-
- Steem
- Tron-
- tomocoin
- iost
1350のdAppがアクティブであり、他のdAppはこの3ヶ月間トランザクションがなく、すでにサービスが終了している可能性がある。dAppの世界も既存のスマホアプリと同じように出ては消えていく世界のようだ。
dAppカテゴリー別
ゲームしてない人はアクティブユーザーに含まれていない。
ユーザー数はギャンブル系が多く、次いでゲーム、ハイリスクとなっている。
注目すべきは「金融系」でアクティブユーザー数は多くは無いものの、出来高を見るとギャンブルに次ぐ高さとなっている。
dAppマーケットドミナンス
どこかが突出するわけでもなく、横ばいの状態が続いている。IOSTが少し伸びているがきになるところだ。
dApp:マーケットデータ
94.4万人のアクティブユーザー
Dappマーケット総評
IOSTが少し伸びてきたが、ETHがまだ圧倒的に多いのが特徴的だ。
新規ユーザーが52万、ギャンブルとハイリスクが相当人気が高い結果だ。
ギャンブル、ハイリスク系は海外人気が高く、日本人ユーザーは少ないと見ている。
dApp.comの日本市場向けのコンテンツ
日本のマーケットのポテンシャルはゲーム市場で有名であり、dapp市場も拡大しているため日本語のコンテンツも増えてきている
- dapp.com japan記事コンテンスト開催
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