フェイスブックCalibra(カリブラ)幹部が語る、リブラ構想について =国内最大級のカンファレンス「btokyo」レポート

フェイスブックCalibra(カリブラ)幹部が語る、リブラ構想について =国内最大級のカンファレンス「btokyo」レポート

今年、仮想通貨市場を賑わすフェイスブックの仮想通貨Libra(リブラ)。各国の規制当局から様々な指摘を受けるなか、独自仮想通貨の発行を目指している。今年6月には、フェイスブックが発行を予定する仮想通貨リブラを利用するため、デジタルウォレットとして「Calibra」(カリブラ)が発表されている。

そして今回、日本最大級の大型カンファレンス「b.tokyo 2019」に、同社Calibra(カリブラ)の幹部「キャサリン・ポーター(Calibraビジネス開発ディレクター)」が登壇し、リブラの構想について語った。Calibra(カリブラ)のビジネス開発ディレクターであるポーター氏が、リブラについて語るのは日本初であり、大きな注目が集まった登壇であった。

登壇者

  • キャサリン・ポーター(Calibraビジネス開発ディレクター)
  • 佐藤 茂(CoinDesk Japan編集長代理)
キャサリン・ポーター(Catherine Porter) 氏
  • Calibraビジネス開発ディレクター
  • Director of business development for Calibra

Facebook子会社のCalibraビジネス開発ディレクター。Calibra(カリブラ)は、デジタル通貨「Libra(リブラ)」のネットワークにアクセス・参加するための金融サービス。ポーター氏は、コンシュマー領域および企業のテクノロジー領域において20年以上の経歴をもち、マーケティング、ビジネス開発、グローバルでの権限を持つゼネラルマネージャーなど多彩な職種の経験を有する。バージニア大学で文学士号を取得。日本語も堪能。(btokyo公式サイトより引用

そもそも何故、Libra・Calibraを始めたのか

インターネットを通して躍進がありました。お金はそうではなく、金融とは遅れをとっています。多くの国民は、銀行口座を持っており、そこには信用があり、融資を受けられます。また、面白い統計があります。スマートフォンでアクセスが増加している傾向にあり、今までアクセスできなかった人が参加できます。実際に、海外の友人に送金したことがありますが、送金のプロセスを経験するとコストが高く、困難であること分かります。お金の交換事業者(送金サービス)を探す、行列に並ぶ、業者は手数料を取る、写真で証明する。これは全て、自分のお金と証明するためにあります。

ですが、世界送金はなぜ、メッセージのように簡単に出来ないのでしょうか?グローバル通貨という存在がないからでしょう。これを解決するには、多くの企業が関わってしか実現できません。私たちは2020年を目処に実際の通貨の運用を始める予定です。そして、協会メンバー(Libra協会)へ100社揃ったタイミングで、(サービスが)始まる予定です。

リブラが他の送金サービスとなぜ違うのか。それはメインストリームへなっていないことが要因でしょう。さらに、ボラティリティ、そしてブロックチェーンについてのパフォーマンス不足しています。これらの要因が、日頃の決済についてボラティリティがあると使えないという欠点があります。何十億人に対してスケールするためにブロックチェーンを作り直す必要があります。パブリックにするのはスケールに必須です。グローバル通貨であるからこそ、グローバル経済力を持つ必要があります。

1年前に発表したのは規制当局などと理解を共有するため、プロセスを理解するための教育には、時間がかかります。コミニティを構築し、スケールする。カリブラウォレットの設計に関しては、シンプルかつパワフルで安全に資産を保管、無料で使える
即座に国際的な形でコストが低く入出金が出来るというメリットがあります。

1/3が銀行へのアクセス権利を持ってないのが現状です。スマートフォンしか保有していないユーザーが使用する際、いくつかのメリットがあります。

Libra・Calibraのメリット

  • 相互運用性が担保されている
  • シームレスな送金
  • 何十億人にリーチできる
  • WhatsApp、メッセンジャーの活用
  • エコシステムの競合
  • グローバルウォレットの存在は信用の担保に繋がる
  • 信用と信頼が最初から必要
  • 資金を安全に担保する(2段階認証が必要)
  • 財務データ、金融データはフェイスブックに活用されることはない

これから多くのユーザーへスマホからアクセスさせるには、長い道のりだと覚悟しています。

Q.リブラはいつ頃から、誰が発想したのか

概念はフェイスブックの中の小さなチームから生まれました。驚くことはなく、金融という分野は遅れをとっています。そこで、これからはテクノロジーが導入されていくだろうと考えました。しかしこれまで、テクノロジーを活用し、新しい金融を実現できると考えた会社は多くありました。

ユニークなエンジニア、技術者が存在し、これら金融を世界で繋ぎ、スマートに、近しいものにするには、ブロックチェーンを活用して、通貨を作れないかと考えました。そんな中、カリブラCEOが原理を作りました。これは信頼性、信用性がなしには構築できませんでした。リブラ協会に根ざすものでなければいけなく、そのために枠組みの設計や、パートナーシップを構築し、フェイスブックから独立して存在し、一つの声、一つの協会として存在しています。

Q.シンガポールドルはなぜ?

協会が運営していく、グローバルスケールを見据えたものが対象、安定通貨をまずは入れる、良かれという形で進化させることになります。

Q.グローバル展開についてグローバルであることの意義は?

来年ローンチした時には最初の課題解決に直面すると考えています。

それは、安く、速く、簡単な国際送金を実現することです。最初に抱いた野心、大変だけど最初から取り組むことが必要になります。

Q.企業がリブラを活用するには?

私はこのテーマが大好きです。

非常に強力なグローバルフットプリントを持っています。ケンタッキー州でレクサス製造を見て生まれたので日本のフットプリントを目にしました。今後の門戸を開く役割であり、外為のコスト、決済コスト、特にグローバル展開を目指す企業に対して大きな恩恵があります。

Q.金融システムを脅かすのか?規制の壁をどう乗り越えるのか

リブラ協会の重要な役割、審議に携わる、各国と対話するのは協会になります。リブラのパワーを世界中に伝えることで、デジタルマネーの影響を伝えることができます。もちろんそれでけではなく、各国の規制当局と話し合っていく予定です。

Q.フェイスブックのVR「ホライゾン」、これにリブラは関係するのか。

VRの中に使われていくのか、フェイスブックのミッションは世界を繋げて、スマとな世界にする役割があります。VRのエコシステムにアクセスすることで、ローカルコミニティをより、密にすることができ、新しい価値も出てくるでしょう。

ミッションは同じですが、通貨が空間で使われるかどうかは未知数です。それはスケールできるのか分からないからです。P2Pのトランザクション、新しいユーザーを金融システムへ乗せていく、まずはそこ、浸透すればリブラを通して新しい、まだないユースケースが台頭していくかもしれないです。

Q.カリブラの2020年の目標

ローンチを楽しみにしている。テキストを送るくらい送金が簡単になることを目指しています。5~10年後、何十万人の人が通貨を安全に銀行に預けることができ、コミニティを形成し、金融を実現できるようになります。

そして、新たなGDPを生むことができるかもしれません。

キャサリンにとって2020年は?

スタートラインに立つために準備を続けています。私は金融サービスを世界の隅々に届ける、それがキャリアのチャンスなのです。

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