リップル社、270億円相当の仮想通貨XRPを移動|XRP価格に影響とは?

リップル社、270億円相当の仮想通貨XRPを移動|XRP価格に影響とは?

時価総額ランキング3位に位置する仮想通貨リップル(XRP)へ、大量のXRPが移動した可能性が出てきた。

ビットコインなどのクジラを追跡するアカウント「Whale Alert(@whale_alert)」の報告によると9月1日、エスクローウォレットにロックアップしている10億XRPもの仮想通貨リップルが、解除されたことが明らかになった。

エスクローウォレットとは?
エスクローとは、Ripple社が保有する550億XRPを第三者に預け、Ripple社がXRpを売却した際に、市場のボリュームおよび価格が暴落しないようにため第三者に資金の管理を任せる。このため投資家やユーザーは安心してXRPを購入、売買することが可能となる。

エスクローウォレットから大量のXRPが移動

この9月3日に報告された計10億XRPの解除は、先月30日と今月3日の2回に分けて移動していることが明らかにされていた。先月30日の仮想通貨XRPの動きでは、エスクローウォレットから引き出されたであろう仮想通貨XRP「522,552,373XRP(132,446,488 ドル)」が、不明なアドレスへと送金されている。

さらに9月3日には、このロック解除された10億XRPの半分に相当する5億XRP(130,130,714ドル)が、リップル社のアドレスへと転送されていることが報告されている。

しかし、この大規模な送金による価格の大幅な下落が予想されているなか、仮想通貨リップルの価格は現時点で「約2%」の上昇率を記録している。この状況については、仮想通貨の代名詞であるビットコイン(BTC)の上昇による、仮想通貨市場全体をリードしていると考えられている。

リップルのエスクローウォレットの仕組み

Ripple Labsは2017年後半、ホワイトペーパーを発行し、毎月10億XRPがリリースされることを発表した。そして、このプロセスは次の55か月間継続し、2021年半ばに終了するとされている。しかし、この決定はリップルを保有する投資家ならびにユーザーは周知に事実である。

Ripple社は現在、XRPトークンを最大発行枚数である1,000億XRPを発行しており、このうちの55%ものXRPトークン(550億XRP)をRipple社が保有していた状態だ。この発表では、Ripple社が月に放出できるXRPの枚数は「最大で10億XRP」と定められており、毎月10億XRPを放出できなかった場合は、残ったXRPトークンが再度、55ヶ月間のサイクルによって凍結(ロックアップ)されるようになっている。

今回の10億XRPの移動は、あらかじめ発表されていた内容の送金額と一致しているため、リップル側には現時点で、責任は全くない状況だ。しかし、一部の投資家は、このエスクローウォレットからの大量のXRPが、価格に大きな影響を与えていると懸念している。

仮想通貨リップル(XRP)への懸念

最近では、これらのリップルの活動について、一部のコミュニティメンバーから批難の声が挙がっている。コミュニティメンバーはリップル社に対して、保有する仮想通貨XRPの売却を中止することを求める「嘆願書」を作成し、現時点で2,239人ものユーザーが同意しているのだ。「Stop Ripple dumping(リップルダンプを停止)」と題された、リップル社に対する嘆願書は、リップル社が大量に保有する仮想通貨XRPの、大規模な売却を停止することを求めており、市場のユーザーはXRP価格が上昇しないことに不満を爆発させているようだ。

仮想通貨XRPの売却を止めるため、リップル社に要求する「嘆願書」が公開

2019.08.26

さらには今年5月、仮想通貨トレーダーのためのブロックチェーン分析を行うCoinMetrics社は、仮想通貨XRPを発行するRipple社が、以前に発表していたXRPトークンの放出スケジュールが、予定よりスピードアップしていると指摘するレポートを発表。月間で放出できる仮想通貨XRPを上回っていると報告したのだ。

リップル社のXRP放出スケジュールが「21年」スピードアップする可能性がある|CoinMetrics調査

2019.05.18

苦しいリップル社の現状

実際に2017年末からの仮想通貨XRPの状況が苦しく、チャート形成も下がり続けている状況だ。現状の懸念を受けて、リップル社がどのような施策に動き出してくるか注目である。

https://coinmarketcap.comより画像引用

ABOUTこの記事をかいた人

NEXTMONEY

NEXT MONEY運営です。 「話題性・独自性・健全性」をモットーに情報発信しています。 読者の皆様が本当に望んでいる情報を 日々リサーチし「痒いところに手が届く」 そんなメディアを目指しています。