ベネズエラのビットコインの取引量、過去最高記録を更新
ベネズエラのビットコインの取引量が過去最高記録を更新したとの情報が入っている。すなわち、ベネズエラでのビットコイン取引は、ハイパーインフレーションのエスカレーションへの懸念が強まったため、記録的な高さまで急上昇しているとのことだ。
現在の南アメリカの経済状況は悪化から悪化へと向かっており、人々はより安全な避難所としてBTCに群がっていった結果とみられている。
メトリクスのウェブサイトCoindanceによると、ベネズエラボリバルのlocalbitcoinsのボリュームは、8月31日に終了する週で1億1,680万ソブリンボリバー(約530万米ドル)と記録的な高さに急増した。これは、7月のボリュームの2倍以上で、8月の平均である約7000万VESの60%以上である。
ピアツーピア暗号交換プラットフォームでの取引量を追跡するウェブサイトは、ベネズエラ人がこれまで以上に多くのビットコインを取引していると報告しており、BTCの需要は、ハイパーインフレが引き続き経済を押しつぶしているため、現地通貨の切り下げによって推進されているようだ。これについて、ジョンズ・ホプキンス大学のスティーブ・ハンケ教授は、ベネズエラ人のほとんどが現在直面している問題をこのように語っている
「ベネズエラでは、毎月の最低賃金と年金は「わずか2ドル」です。 Venezuelanやbolivarが25,455%/年で過膨張すると、ほとんどのVNZ市民は、生きるために必要な日用品を買う余裕がありません。」
先週のビットコイン量の急増は、ベネズエラの進行中の政治的および経済的危機の解決策としての軍事介入の見通しに関する報告と一致している。
ベネズエラ政府の動き
週末の報告によると政府は、ニコラス・マドゥーロ大統領を弱体化させるために、準軍事訓練キャンプが近隣のコロンビアに設置されているという証拠を提示した。このカラカスのクーデターの可能性は、ベネズエラの人々が明らかに残っている減少資産を保護する方法としてビットコインに目を向け始めたことを示しているようだ。
各国での法定通貨の立場に不安を感じている人々は、これからますますビットコインをはじめとした仮想通貨を資産の避難先として選ぶ可能性がありそうだ。