ビットコインのハッシュレート堅調に伸びる|7月20日に再び過去最高を更新
ビットコイン(BTC)のマイニング速度を示すハッシュレートが、堅調に伸び続けている。https://www.blockchain.com/en/charts/hash-rateによると、BTCのハッシュレートは7月20日、1秒当たり7975万2984テラハッシュ(TH/s)を記録し、再び過去最高を更新した。
ハッシュレートは、マイニングをする際に1秒間で行われる計算の処理速度を指す。取引セキュリティの堅強さを図る指標の1つとも考えられている。
直近1年のBTCのハッシュレートは、2018年12月に約3560万テラハッシュで底を打った後、右肩上がりで伸び続け、約6670万テラハッシュとなった6月下旬に18年8月の過去最高値を更新。その後も、過去最高を塗り替え続けている。現在のハッシュレートの値は17年にBTCが最高値を付けた時に比べて、約8倍になったという。
一方で、ハッシュレートの高まりとともに、ディフィカルティ(採掘難易度)も上昇している。BTCのエコシステムは10分に1回、ブロックが生成される設計となっており、マイナーの競争が激化すれば、ブロックを生成する難易度も比例して上昇する。Blockchain.comが情報提供するディフィカルティ・チャートによれば、7月20日時点でディフィカルティは9兆を超え、過去最高水準で推移している。(小村海)