仮想通貨取引所ビットポイント、「顧客資金は流出されておらず、流出分は調達済みである。」
今月12日、何者かによる不正流出事件が発覚、発表した仮想通貨取引所Bitpoint(ビットポイント)は14日、「当社子会社における仮想通貨の不正流出に関するお知らせとお詫び(第二報) 」と題した文書を発表。
その内容では、被害額を約30.2億円相当の仮想通貨(うち顧客資産は約20.6 億円)と訂正して発表。12日に発表された内容とは異なり、訂正された金額が発表された。さらに、取引システムを提供している海外取引所においても「約2億5千万円」相当の仮想通貨が流出しているという。
詳細の発表で最もユーザーや投資家が気になる、取引所のどの資金がハッキングされたのかについて、同取引所は以下のように発表している。
「ビットポイントジャパンは、お客様から預りしている仮想通貨の全5種類(ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップル)および全量を、流出分相当の仮想通貨を調達するなどして、既に保有しております。
なお、お客様預り法定通貨につきましては、流出しておらず、安全に保管しております。 」
今回の発表された文書では、ホットウォレットから流出した仮想通貨は、ビットポイントジャパンが保有する仮想通貨のみであり、ユーザーおよび、投資家から預かっている資金は、ハッキングされていなかったという。
さらには、流出している仮想通貨に関しては、すでに調達しているなどして保有しているようだが、「どこから、どのようにして調達したのか」は明らかになっていない。
また現在のビットポイントの新規口座開設は、スタートしておらず、今後、金融庁の厳しい審査、監査のもと、再開されることが予想される。