CFTC、ナスダック出資のErisXをデリバティブ清算機関(DCO)として承認|今年中に仮想通貨先物を提供か
現物や先物取引の取引の提供を目指す仮想通貨取引所ErisXは本日2日、先物取引などの市場管轄を担当する米規制機関である米国商品先物取引委員会(CFTC)から、「デリバティブ清算機関(DCO)」を取得したと発表した。
これによって仮想通貨取引所ErisXは、現物決済の先物取引を同社のプラットフォームにて、提供することができるようになる。
今回のDCOの取得について、ErisXのCEOであるThomas Chippas氏は、次のように述べている。
「これは機関投資家が他の資産クラスに期待する構造を反映したものであり、これらの市場をより適切性とアクセシビリティの向上に導くのに役立ちます。」
また発表ではDCOの取得に加えて、今後、仮想通貨に関連する先物取引について「今年後半に開始されるErisXの規制されたデリバティブ市場で取引される仮想通貨先物契約のクリアリングを提供します。」と述べており、「2019年後半」には仮想通貨先物が提供する予定であることを明かしている。
ナスダックなどから約31億円の資金調達を完了
仮想通貨取引所ErisXは昨年12月、資金調達ラウンドシーズンBを完了したことを報告し、資金調達は総額にして2750万ドル(約31億円)を合計21社から調達したことを明らかにしていた。
資金調達をした企業は、大手証券取引所ナスダック(NASDAQ)や、世界トップのマイニング企業BITMAIN(ビットメイン)、フィデリティ・インベストメントが率いる投資グループなどから資金調達を行なったと報告されている。
- BITMAIN
- Fidelity Investments
- Cboe
- Consensys
- CTC
- Digital Currency Group
- Nasdaq
- Monex Group
- Pantera Capital
また最近では、米商品先物取引委員会(CFTC)が、ニューヨークに拠点を置く企業LedgerX LLC(LedgerX)社に対して、指定契約市場(DCM)として認可が与えたことが明らかになっており、2019年のビットコインおよび、仮想通貨の先物取引市場には注目が集まっている。