「bitcoin」のワード検索数は2019年初めから倍増するも、2017年バブル期には程遠い

「bitcoin」のワード検索数は2019年初めから倍増するも、2017年バブル期には程遠い

先日、ビットコイン価格が約1年3カ月ぶりに10,000ドルを超え、一部ユーザーからは「バブルがやってきた」「ビットコインが戻ってきた」という声が聞こえてくる。

たしかに「bitcoin」という検索ワードはGoogletrendで、2019年初頭からほぼ倍増しており、注目の高まりがうかがえる。

しかし、世界の関心は2017年末の最高値と比較するとおよそ88%も低いため、仮想通貨のブームにはまだまだ上昇の余地がある可能性がある。

2017年末から2018年にかけてのビットコイン価格の急激な下落は、多くの投資家を絶望させ一気に関心を失い、Googletrendでの検索数も大幅に低下した。

そして今年の4月から5月にビットコイン価格が回復をはじめ、再び「bitcoin」への関心は高まった。しかし、ビットコインが20,000ドルに達した時の熱狂に比べると、ほど遠いものである。

CCNによると最近の市場成長は個人投資家によるものではなく、機関投資家が主導してきたものだという。Googletrendで見られる関心度の指標に基づくと、個人投資家の関心は2017年と比較すると明らかに低い。

ビットコインが10,000ドルを超えたにも関わらず、大きなFOMOが起きないのは、2018年の長きにわたる残酷な修正期間を忘れられないユーザーが多いのかもしれない。

今後ビットコイン価格が20,000ドルに近づくにつれて、個人投資家が再び関心を高めるかもしれない。

いづれにしても、ビットコインの熱狂はまだまだ拡大する余地があるのだろう。