取引所バイナンス、英ポンドにペッグしたステーブルコインを計画・テスト
暗号通貨取引所最大手であるBinanceがイギリスの法定通貨であるポンドにペッグ(連動)したステーブルコインを発行する計画し、テストをしている事を明らかにした。
これは新しく始まったBinanceのDEXであるBinance Chainにリストアップされるとのことで、BGBPとしてリストアップされる予定である。
現在、イギリスではEU離脱に関するブレグジットの論争が続いており、法定通貨であるポンドやユーロの先行き不透明感を見越してのBGBPの発行だと言える。
また、今後EUを離脱することになれば、ポンドのボラティリティは増加し、BTC-BGBPのボラティリティはかなり高くなることが予想され、そこの取引高増加を狙ったとも考えられるだろう。
また、今年1月にBinanceは法定通貨対応の取引所である「バイナンス・ジャージー」を開設した。ここでは、英国ポンド(GBP)とユーロ(EUR)を入金して、ビットコインとイーサリアムを売買できる。
このような法定通貨にペッグしたステーブルコインが増加することにより、既存のFX市場と暗号通貨市場の垣根が無くなるのではという見方も出ている。