ビットコイン(BTC)は80万円まで上昇し、一時90万円付近まで到達|2017年の仮想通貨バブルを彷彿
ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨市場の価格の急激な上昇が、2017年末の仮想通貨バブルを彷彿させている。
ビットコインの価格は最高値で7300ドル(約80万円)まで到達し、わずか24時間で8.75%の上昇率を記録した。さらに、ビットコインの価格の上昇が期待されている。
2017年年末のビットコイン上昇の要因は様々あるが、ビットコイン価格は2017年年末、ビットコインETFの承認をきっかけに急激に価格が上昇。一時その価格は最高値220万円台まで到達した。
その他の要因として2017年12月には、CBOE (シカゴ・オプション取引所) にてビットコイン先物取引が開始。さらにはこれに続いて同月18日には、CME (シカゴ・マーカンタイル取引所) にてビットコイン先物先物取引がスタートされ、BTCへ大量の資金が流入した。
現在のビットコインを、価格だけで見るのではなく、取引ボリュームという点から見ると2017年年末の取引ボリュームを上回っている。
しかし仮想通貨取引所ではウォッシュトレードと呼ばれる、取引ボリュームの偽装が横行しているため、実際の取引ボリュームの増加は正確には判断することはできないものの、仮想通貨のテクニカル分析やポートフォリオ管理などのデータを提供するポータルサイト「TheTIE」が発表した、取引ボリュームを正確に報告している取引所の取引ボリュームの増加も見て取れるため、2019年にビットコインがこれまでの最高値を更新するかもしれない。
ビットコイン先日、日本時間5月11日15時30分頃に76万円台に到達し、24時間の上昇率は10%を記録していた。
ビットコイン価格は先月末、米ドルに裏付けられているステーブルコインのテザー(USDT)の裏付け資金のうち、7億ドル(約784億円)の不正利用を行なっているとした文書をニューヨーク州のLetitia James司法長官が発表。
Letitia James司法長官が大手仮想通貨取引所Bitfinex(ビットフィネックス)やUSDTを発行するテザー社の親会社であるiFinex社および、それらに関する関連事業者を控訴する裁判所命令を取得したと発表、ビットフィネックスおよび、テザー社の親会社であるiFinex社が、USDTに裏付けられれている資金から7億ドル(約784億円)を不正利用、顧客資金と企業資金を混在させているとしたものである。
このビットフィネックスの疑惑問題で、ビットコインの価格は約5,200ドル(約58万円)まで下落し、今も問題の進展に大きな変化はない。
しかし、仮想通貨市場のユーザーや投資家はビットコインの懸念を払拭してるようであり、世界各国からビットコインへの資金が流入し始めている。