仮想通貨取引所OKExは、TRONベースのステーブルコイン(USDT)の上場を予定している
大手仮想通貨取引所OKEx(オーケーイーエックス)は22日、OKExユーザーの要求を満たすためUSDT-TRONと、仮想通貨TRONとテザー社が共同開発し、TRONネットワーク上で発行されるTRC-20ベースのステーブルコインであるUSDTトークン、さらにUSDT-TRON保有者向けのドロップをサポートを行うことを発表した。
また、それまでに以下のサポートを行うことを発表している。
「OKExは、ステーブルコインの取引に対するユーザーの要求を満たすため、OKExはUSDT-TRON、TRONとTetherが共同開発したTRC-20ベースのUSDTトークン、およびUSDT-TRON保有者向けのドロップをサポートします。それまでに、OKExはUSDTの3つのプロトコル、すなわちUSDT-Omni、USDT-ERC20、USDT-TRONをサポートする予定です。今後の発表をお待ちください。」
現時点で、TRONネットワーク上で発行されるTRC-20ベースのステーブルコイン「USDTトークン」は開発段階であり、2019年3月に発表された時点では「2019年第2四半期まで」に公式発行されることが明らかとなっている。
その際に明らかになった内容は、2018年6月にメインネットローンチを完了させたトロンネットワークにて、テザー社のステーブルコイン「USDT」を発行するという内容であり、テザー社が現在発行しているUSDTと同様に、ドルにペグされたステーブルコインとなるようだ。
OKExは2018年10月、「流動性が少なく、取引量が少ない」という理由から、同プラットフォームに上場していた仮想通貨42銘柄の取引ペアを上場廃止している。今後のOKExに狙いとしては、OKExプラットフォームを1から構築し直し、ユーザーが求める通貨を上場させていく方向へとシフトしていくようだ。