2018年は仮想通貨市場全体の価格が暴落しているが、右肩下がりのデータに反比例するデータが発表された。
今回発表された、ケンブリッジ大学のルタナティブ・ファイナンス・センター(Alternative Finance for Cambridge Center for Alternative Finance)の調査によると、ビットコインの価格が2018年当初から現在にかけて80%近い下落率を記録しているのも関わらず、仮想通貨に関するユーザー数は、第三四半期までに「1800万人から3500万人」に増加したのだ。
引用元:ブルームバーグより
これらの調査データは現在、深刻な仮想通貨市場の大幅な下落に直面しているなか、ユーザー数の増加が判明したことによりはやくても2019年、最終的には仮想通貨の回復とともに、仮想通貨の価格がゼロになると考えているアナリストらの見解を打ち消す結果となった。
また調査データによると、増加しているユーザーの数は新規参入企業やビジネスを目的としたユーザーのみではく、送金・トークン目的のユーザーや愛好家、個人投資家など個人ユーザーが多いという。このデータによって、投資や投機手段としてではなく、実際に仮想通貨を送金やプロジェクト内容でのトークン使用を目的としたユーザー増加が多いことが考えられる。
仮想通貨市場の回復につながるデータ
これらの背景には、2017年の仮想通貨市場全体が急激な上昇をしたことによって、仮想通貨というキーワードが短な存在となり、ユーザー数の上昇につながったと考えられるという。
実際に、仮想通貨市場の回復につながるファンダメンタルは多く存在してる。
2019年第一四半期には、ナスダックやBakkt(バクト)によるビットコイン先物スタートの予定。
さらにイーサリアムのアップデートや、仮想通貨取引所バイナンスの独自ブロックチェーンであるバイナンスチェーンの完成、SECによるビットコインETFの承認可否など、仮想通貨によっては回復に大きな影響を与えるものばかりである。