仮想通貨市場は、ビットコインキャッシュ(BCH)のハッシュ戦争をきっかけに、ビットコインをはじめとする仮想通貨市場の全面安が続いている。
この全面安を断ち切るべく12月12日、Bakkt(バクト)のビットコイン先物取引の取引開始が予定されていたが、20日Bakkt社のCEOであるKelly Loeffler氏は、ビットコイン先物取引の取引開始を「2019年1月24日」に延期することを発表した。
延期に関して、「顧客のオンボーディング」「規制当局の承認を確保」を理由として挙げ、「我々は、参加者が打ち上げの準備をするのを支援することに重点を置いており、清算会社と顧客との間のすばらしい協力関係に感謝しています。」と続けられている。
米商品取引委員会(CFTC)の規制に関してBitcoin Daily Futures(1Day先物取引)とBakktウォレットの直しを行なっており、CFTCと協力をして見直しを行なっていると思うと話している。
Bakktとは何か?
米国を拠点に置く「ICE(インターコンチネンタル取引所:Intercontinental Exchange)」は、先物取引を基盤としたプラットフォームである「Bakkt(バクト)」を2018年12月12日にローンチ予定しており、ビットコイン(BTC)の先物取引を提供予定であった。これらのローンチのは米商品取引委員会(CFTC)の承認を条件としてローンチが開始される。
ビットコイン先物取引は、2017年にもCBOE(シカゴオプション取引所)や、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)が承認をを受けており、すでにローンチをスタートしている。
Bakktで実際に使用できるサービスとして、ビットコインなどの仮想通貨(現状はBTCのみ)のUSD(ドル)に替え、クレジットカードにように店舗などで利用できるようにするサービスや、現物のウォレット保管の役割を提供。既に、多くの企業と提携を進め、「BCG(ボストンコンサルティンググループ)、スターバックス、マイクロソフトなど」と提携を進めているようだ。
ウォレットに関して、保管されるBTCは、保険組合Loyd’s (ロイズ)とBakktによって100%保証される。
将来的には、BTC(今後は他の通貨を扱う可能性がある)のレンディングやカストディサービスなどのサービスを視野に入れており、Bakkeのビットコイン先物取引がスタートされればビットコイン(BTC)の実用性や期待値が高まると予想されている。