韓国取引所UPBit(アップビット)、シンガポール進出に続いてタイとインドネシアにの進出予定

韓国を拠点に置く大手仮想通貨取引所UpBit(アップビット)は6日、シンガポール市場の進出に続き、タイとインドネシアに仮想通貨取引所の設立を計画していることが同国のメディアZDnet Koreaの報道によって判明した。

今回の報道についてアップビットは5日、タイとインドネシアへの進出へ向けて現地に法人を設立し、事業の進出する可能性があると述べている。これについてはすでに、タイとインドネシア市場で使用できるインターネット上のアドレスであるドメインを確保しており、2カ国に対応できる言語で取引所をサイトをスタートしている。

前回のアップビットがシンガポールに進出する際、シンガポールドルを通貨ペアに含んだ取引手数料の30日間無料を実施し、10月には韓国のICON財団が管理運営している仮想通貨アイコンのエアドロップ(無料配布)を予定、エアドロップ総額は50万ICONと発表していた。

タイとインドネシアに仮想通貨取引所の設立への計画については、決定事項ではないものの、東南アジアを中心とした市場展開には前向きな姿勢があるようだ。

韓国の仮想通貨取引所UPbitがシンガポール進出

2018.09.22

アップビットの海外進出は成功するのか?

アップビットは今年1月、口座開設制限により同国内でのユーザーや投資家の拡大・確保が難しい状況出会った。さらに、5月には実際に仮想通貨を保有せずに、投資家の売買取引を処理したのではないかという疑いがかけられ、内部監査を行われている。これについては顧客管理シートを改竄の潔白や、顧客投資家を欺いていない事を証言している。

韓国国内のみではく、世界から見て取引所としてのイメージは良いため、同国の仮想通貨取引所であるKucoinやBitcoin Australiaがオーストラリアに進出したように、アップビットも早急な海外進出が必要になり、今回のタイとインドネシアの進出には大きな期待が寄せられている。