金融大手チャールズ・シュワブが推し進める取扱銘柄の多様化
顧客資産13兆ドル(約2,073兆円)超を誇る大手のチャールズ・シュワブ(Charles Schwab)は、提供中の現物取引サービス「Schwab Crypto」において、主要アルトコインであるソラナ(Solana/SOL)、アバランチ(Avalanche /AVAX)、チェーンリンク(Chainlink/LINK)の3銘柄を追加導入する方針を固めた。
同社は2026年5月にビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)の直接売買を開始したばかりだが、市場からの需要拡大に伴い、数カ月以内のサービス拡充に踏み切る。
シームレスな取引環境と強固な運用体制
約3,900万のアクティブ口座を持つ同社は、既存のウェブサイトやthinkorswim(シンク・オア・スイム)などの主力アプリを介して暗号資産の売買を一本化する。
取引手数料は75ベーシスポイント(0.75%)に設定。保管をチャールズ・シュワブ・プレミア・バンク、執行管理をPaxos(パクソス)が担う確実な体制を構築。なお、同サービスはFDIC(Federal Deposit Insurance Corporation:連邦預金保険公社)やSIPC(Securities Investor Protection Corporation:米国証券投資家保護公社)の保護対象外であり、ニューヨーク州など一部地域や国外を除く米国内で展開される。
市場への波及効果と価格動向
巨額の資産を動かす伝統的金融機関がラインアップを広げるというニュースは市場に即座に好感され、SOLが一時11%超急騰して107ドル(17,000円)台に乗せたほか、LINKやAVAXも力強い上昇を記録。市場関係者からは他銘柄への期待も挙がる中、同社は慎重なリスク管理を徹底しつつ段階的な資産追加を予定している。
伝統金融を超えたプロダクトの多元化
シュワブは暗号資産取引にとどまらず、Cboe(Chicago Board Options Exchange:シカゴ・オプション取引所)と協業したS&P 500連動の予測市場やオプション取引への進出も模索している。慎重姿勢を保ちながらも、最新のデジタル金融エコシステムを既存のサービスへ融合させる取り組みを進めている。
























