Krakenの親会社Payward、仮想通貨デリバティブ会社Bitnomialを5億5,000万ドルで買収へ

PaywardがBitnomialを5億5,000万ドルで買収へ

仮想通貨取引所Kraken(クラーケン)の親会社であるPayward(ペイワード)は、シカゴを拠点とするBitnomial(ビットノミアル)を現金と株式の組み合わせで最大5億5000万ドル(約874億円)で買収することに合意した事がわかった。

日本語訳:
クラーケンの親会社PaywardがBitnomialを取得。
-米国初のCFTC認可を受けたデジタル資産専門のデリバティブ会社。デジタル資産向けにゼロから構築。現物証拠金取引、無期限オプション、オプション取引がCFTC規制の下でKrakenに導入されます。

Krakenの親会社Paywardは、200億ドル(約3兆円)の評価額で5億5千万ドルの取引でBitnomialを買収に合意した。米国を拠点とする仮想通貨取引所、清算機関、ブローカー業務を運営しているBitnomialは、CFTC(米商品先物取引委員会)の認可を2020年に受けた、仮想通貨ネイティブな先物・オプション取引所である。その結果、KrakenはCFTCの規制に準拠した完全なデリバティブ・スタックを獲得する。

この買収のニュースは、Kraken が待望の IPO(Initial Public Offering:新規公開株式)に向けて動いていたまさにその矢先に届いた。この買収は規制当局の承認を条件として、2026年前半に完了する見込みである。

Bitnomial買収から得られるもの

Bitnomialは、CFTCの監督下にある、DCM(指定契約市場)、DCO(デリバティブ清算機関)、FCM(先物取引業者)ブローカーの、3つの主要事業体を運営しておりが含まれる。

これらを合わせると、米国で数少ない、完全に仮想通貨ネイティブで規制されたデリバティブ取引プラットフォームの一つとなる。買収合意の発表に際してKraken のアルジュン・セティ(Arjun Sethi)共同CEO(最高経営責任者)は以下のように述べている。

Bitnomialは、CFTCが発行した3つのライセンスすべてを備えた米国初の仮想通貨ネイティブ市場です。これにより、Bitnomialは仮想通貨デリバティブやその他の資産のフルスタックの米国ベースのビジネスを運営できるようになります。Krakenは、取引所独自のインターフェースとNinjaTraderにわたる追加のグローバルな顧客ベース、流動性、およびサービス分散をもたらします。


革新的なサービスを導入してきたBitnomial

この取引所は、米国市場に数々の革新的なサービスを導入しており、CFTCの規制を受けた無期限先物、現物決済型のビットコイン(Bitcoin/BTC)オプション、レバレッジを利用した個人向け現物仮想通貨取引などがある。

さらにBitnomialでは、トレーダーは仮想通貨を証拠金および決済手段として利用することも可能だ。Paywardにとって、今回の買収は積極的なインフラ構築戦略の一環である。同社は以前、デリバティブ機能の拡大を目指してNinjaTraderとSmall Exchangeを買収。最近、ドイツ取引所グループから2億ドル(約317.8億円)の投資を受け、Paywardの企業価値は約133億ドルと評価された。

米国における規制に準拠した仮想通貨デリバティブに対する機関投資家の需要が高まるにつれ、決済・清算システムを支配する企業が構造的な優位性を獲得する可能性がある。PaywardがBitnomialの技術とチームをKrakenおよびNinjaTraderにどれだけ迅速に統合できるかが、この買収の短期的な成果を左右するだろう。

 

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