バイナンス・ジャパンユーザーはPayPay Moneyで仮想通貨の即時入出金が可能に
バイナンス・ジャパン(Binance Japan)のユーザーは、PayPay Moneyで仮想通貨の売買が可能になり、銀行振込に代わる主要な決済手段が初めて提供される。
PayPayは日本で最も広く利用されている決済アプリの一つであり、PayPayがバイナンス・ジャパンの株式40%を取得したことにより、PayPay Moneyによる仮想通貨の即時入出金が可能になった。今回の統合により、同社は、1,000円から24時間取引が可能で、入金手数料は無料、出金手数料は110円、厳格なKYC(本人確認)を備えた、銀行以外の法定通貨による決済システムを導入することになる。また、PayPayマネーに直接出金できるため、仮想通貨を逆方向に送金することも可能です。ただし、アプリの残高上限に達した場合は出金が一時停止される。
ユーザーは、アプリ内の「資産追加」フローを通じてPaypayアカウントに接続でき、Lite残高と固定ポイントは非課税となる。導入に伴い、本人確認の義務化、資金上限の指定、そして仮想通貨は深刻なボラティリティ(価格変動差)や運用上の不具合が発生する可能性があることを強調する詳細なリスク警告が提示される。
PayPayの今後の展望
この展開は、PayPayが10月にバイナンス・ジャパンの40%を買収し、バイナンスを持分法適用会社にしたことを受けてのものだ。
両社は、PayPayの決済ネットワークとバイナンスのデジタル資産インフラを融合させ、新たなサービスを共同で開発する計画だ。バイナンス・ジャパンのジェネラルマネージャーである千野剛司氏は、今回の提携に際して日本のデジタル金融の未来に向けた大きな一歩と述べたうえで、次のように語った。
PayPayのリーチとバイナンスのテクノロジーを組み合わせることで、Web3が全国の人々にとってよりアクセスしやすくなる。
PayPayは銀行に依存しないシンプルで消費者に優しいオンランプを提供し、競争の激しい取引所市場における同社の地位を強化できる。また、この提携により、ソフトバンクは数万のビットコイン(Bitcoin/BTC)を保有する企業への投資など、デジタル資産へのエクスポージャーを着実に拡大している中で、仮想通貨市場へのより直接的な参入手段を得ることになる。
低い最低支払額と即時決済は、既に日常の取引にPayPayを利用している若いトレーダーを引き付ける可能性がある。PayPayは米国上場に向けて準備を進めており、投資家は時価総額が3兆円を超えると予測しており、さらに期待が高まっている。
























