マウントゴックス(Mt.Gox)、3500万ドル相当の500BTCを未マークのアドレスに送金=債権者返済かと期待高まる

マウントゴックスが500BTCを送金

かつて世間を騒がせた閉鎖済みの仮想通貨取引所マウントゴックス(Mt.Gox)は、500ビットコイン(Bitcoin/BTC)3,504万ドル相当を2つの匿名アドレスに送金し、返済か売却かの憶測が高まっているがわかった。

日本語訳:
マウントゴックスは移動量が多いです。本日8時42分(UTC+8)、マウントゴックスは500BTC(約3,504万ドル相当)を2つのマークのないアドレスに送金し、31.78BTCをbc1qn2…qqn94sに、468.24BTCを12cTjQ…2C4mMJに、そして12cTjQ…2C4mMJに送金しました。さらなる配布を行いました。

マウントゴックス関連アドレスから500BTCが移動。この予想外の行動は激しい憶測を巻き起こしており、今回の同取引所による送金は、債権者返済の第一歩なのか、それとも大規模売却の瀬戸際なのか、送金の理由について憶測が高まっている。

アーカム・インテリジェンスのデータによると、同取引所は最近、3,504万ドルに相当する500BTCを2つの未登録アドレスに移動。この送金は2つに分かれており、31.78BTCは『bc1qn2…qqn94s』アドレスに送られ、それよりはるかに大きな468.24BTCは『12cTjQ…2C4mMJ』に送られていた。その後、後者のアドレスからさらに分配を開始しており、この動きは債権者への返済に向けた大規模な取り組みの一部か、あるいは大幅な売り出しの前兆ではないかとの憶測が飛び交っている。

一部専門家は、これらの分配は同取引所が待望の再生計画を進めており、2014年の取引所の悪名高い崩壊後に補償を待つ債権者に希望を与えるものだと示唆している。ただし、マウントゴックスのチームや破産管財人から現段階で声明はなく、これらの送金の目的は不明のままだ。なお、同データによると、マウントゴックスのフラグ付きアドレスには、およそ31億ドル(約4727.4億円)に相当する約44,905 BTCがまだ残っているとのことだ。

ビットコインの価格に影響はあるのか

大手企業による大規模なBTC送金は市場に波紋を呼ぶことが多く、マウントゴックスのBTC取引も例外ではない。

しかし、BTC価格は過去2カ月間58,000ドルから67,000ドル(約884万円~1,000万円)の間で推移した後、3月に最後に見られた73,000ドル(約1,131万円)の上昇に迫る大規模な強気の波に見舞われた。