イーロン・マスクのテスラ、7億6,500万ドル相当のビットコインを移動

テスラが7億6,500万ドル相当のビットコインを移動

仮想通貨市場に絶大な影響力を誇るイーロン・マスク(Elin Musk)氏が率いる電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)社は、大量のビットコイン(Bitcoin/BTC)を未知のウォレットに移動した事がわかった。

日本語訳:
テスラがさらに2億6000万ドル相当のBTCを移動
移動総額:7億6000万ドル

2024年10月16日、オンチェーンインテリジェンス企業Arkham(アーカム)は、テスラが7億6,000万ドル(約1133.7億円)相当の11,500 BTCを移動したとXに投稿。大量送金前、テスラのビットコインウォレットは2022年6月17日から2年以上、休止状態で、現在このウォレットには現在6.68ドル(996.6円)相当のビットコインしか保管されていない。

テスラによるBTC大量送金は売却か

今回の大規模BTC移動により、テスラがBTCを売却しているのか、それとも次に何を計画しているのかという懸念が生じている。

テスラが保有BTCを移動したのは過去2年間で初となり、データによると、同社はマイクロストラテジー(MicroStrategy)、マイニング企業マラソンデジタル(Marathon Digital)、ライオットプラットフォーム(Riot Platform)に次いで4番目に大きなBTC保有者だ。この重要な BTC 取引の後、テスラはコメントを発表していないものの、注目BTC移動にもかかわらず、資産価格は安定。各取引所で大きな変化は見られず、大手クジラによる投げ売りもみられていない。なお、BTCが仮想通貨取引所に送金された形跡はなく、同社は仮想通貨の売却計画について公表していない。

現在BTC価格の勢い

2024年10月16日13時半の時点で、仮想通貨アグリゲーターのCoinMarketCapのデータによると、1BTC=9,992,044円前後で推移しており、前日同時刻比1.17%の上昇、時価総額は197兆円を超える緩やかな価格上昇を経験している。

同じ期間に、取引量は 20% 増加しており、トレーダーと投資家の参加が増えていることが窺える。BTC は現在、下降チャネルパターンの上限で強い抵抗に直面しており、2024年3月以来、世界最大の仮想通貨がこのレベルに達したのは6度目となる。過去データによると、BTCがこのレベルに達するたびに、顕著な売り圧力と20%を超える価格下落が発生することから、注視されている。ただし、今回は米国大統領選挙が近づくにつれて、市場感情はかなり異なっており、データによると、過去2回の選挙では、仮想通貨市場は選挙前の10月に顕著な上昇を経験している。

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