スイ(Sui)のMysten Labs、新Web3ゲーム機予約販売を開始
ブロックチェーン開発会社Mysten Labs(ミステンラボ)は、Suiブロックチェーンを統合した初のデバイスで、Web3機能を備えたゲーム体験を提供するSuiPlay0X1ゲームハンドヘルドの予約販売を開始した事がわかった。
Sui Network「Introducing the SuiPlay0X1」より動画引用
米国のテクノロジーウェブサイトVenture Beatの2024年9月2日(月曜日)の報道によると、Suiブロックチェーンの開発会社Mysten Labsは、新ゲームハンドヘルド(携帯型ゲーム機)であるSuiPlay0X1の予約販売を開始した。Mysten Labsの共同創設者、アデニイ・アビオドゥン(Adeniyi Abiodun)氏は、ゲーマーはゲームを動かす技術が何であるかなど気にしないと語ったうえで、次のように述べている。
SuiPlay0X1は、ブロックチェーン技術をシームレスに組み込んだゲームが、従来の「Web2」ゲームと見た目も感覚も変わらないことを示すことになるだろう。ブロックチェーン技術のおかげで、プレイヤーの所有権は、楽しみを邪魔することなく、より深く魅力的なゲーム体験を提供できることを、世界中のゲーマーに示すことになるだろう。
現段階で分かっているSuiPlay0X1の詳細
新たに発表されたデバイスの仕様によると、SuiPlay0X1は重量が677グラムで、統合グラフィックス処理装置を備え、多くのAAA PCゲームを変更せずに実行できるLinuxベースのゲームオペレーティングシステムであるPlaytron GameOSを使用。
📣 Reserve your piece of history: the world’s first Web3-native handheld gaming device.
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Launching in H1 2025!
💧 #Suitember is kicking off strong! pic.twitter.com/JCFUD5xNkA
— SuiPlay (@SuiPlayOfficial) September 3, 2024
歴史の一部、世界初のWeb3ネイティブハンドヘルドゲームデバイスを予約しましょう。
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2025年上半期に発売予定!
Playtronのデバイスに依存しないゲームオペレーティングシステムを搭載したSuiPlay0X1は、AMD Ryzen 7 7840U CPU、AMD Ryzen 780M GPU、16 GBのDRAMメモリ、拡張可能なストレージを備えた512GB SSDを完備。解像度1920 x 1200の7インチIPSベゼルなし画面を誇り、WiFi 6EとBluetooth 5.2の両方をサポート。
2025年に出荷予定
SuiPlay0X1は現在、1台599ドル(約86,900円)で予約注文を受け付けており、出荷は2025年の予定で、スイ(Sui/SUI)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、ソラナ(Solana/SOL)などの仮想通貨を使用して購入可能だ。
予約注文は在庫がなくなるまで受け付けており、最初の1,000人の顧客には、特別なアクセス、報酬、特典を付与する魂に結びついたNFT(非代替性トークン)が提供されとのことだ。このコンソールにどのようなブロックチェーン機能が搭載されるかはまだ分かっていないものの、このデバイスはEpic GamesやSteamなどのプラットフォームのデフォルトのPCゲームをサポートし、Sui搭載のゲームもホストすると理解されている。
Mysten Labsによるこの発売は、ブロックチェーン企業がゲーム分野に参入するという大きなトレンドの一部で、2022年9月には、ブロックチェーンエコシステムのZilliqaも、ゲームと仮想通貨マイニングを組み合わせた独自Web3ベースのコンソールを発表している。しかし、これらの革新にもかかわらず、Web3企業はまだゲーム業界で主流の採用を達成していないだけにSuiPlay0X1の発売に期待がかかっている。