アプトス（Aptos）、ZK証明を使用して本人確認するキーレスウォレット「Aptos Connect」をリリース

アプトスがゼロ知識証明を使用するキーレス ウォレット「Aptos Connect」をリリース

Aptos（アプトス） は、Google ログイン認証にゼロ知識証明を使用するキーレス ウォレット「Aptos Connect」をリリースした事がわかった。

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— Aptos (@Aptos) July 3, 2024

2024年7月3日（水曜日）、セキュリティとユーザーエクスペリエンスを強化する画期的な取り組みとして、Aptos は本人確認にゼロ知識証明（ZKproof：ZK証明）技術を採用したキーレスウォレット「Aptos Connect」を発表。この革新的なアプローチにより、新しいウォレットを使用すると、ユーザーはハードウェアセキュリティモジュール、パスキー、またはマルチパーティ計算ネットワークを必要とせずに、Googleログインを使用して分散型アプリケーションに接続できる。

従来のキーが不要になり、ユーザーがデジタル資産を管理するためのシームレスで安全な方法が提供される。このAptos Connect は、従来の秘密鍵やニーモニックフレーズではなく、Google ログインを使用してアカウントの作成と管理を可能にすることで、ユーザーに合理化されたエクスペリエンスを提供。Aptosは今回の発表に際して次のように述べている。

Aptos Connectを使用すると、ユーザーは既存のGoogleアカウントでサインインしてAptosブロックチェーンアカウントを作成および管理できます。

ユーザー認証の簡素化

秘密鍵の管理は、ブロックチェーン業界では長い間課題となっており、Aptos Keylessは、GoogleやAppleなど、使い慣れたWeb2ソーシャルサインインを使用してこの問題に対処し、ユーザーエクスペリエンスを簡素化してAptosアプリのオンボーディングを改善するという。

Keylessは、OIDC（OpenID Connect）標準を使用してWeb2ソーシャルログインプラットフォームを通じてユーザーを認証し、ユーザーOIDCアカウントをブロックチェーンアカウントに結び付けていく。ゼロ知識証明はプライバシーとセキュリティを確保し、バリデータが機密情報を公開することなくユーザーIDとトランザクション承認を検証できるようにするとのことだ。

Aptos Keylessの高レベルのメカニズムでは、ブロックチェーンアドレスにユーザーのメールIDとアプリIDのハッシュを使用。Googleまたは別のOIDCプロバイダーは、これとトランザクションなどの任意のデータを署名。バリデータは、ゼロ知識を使用して、トランザクション署名がブロックチェーンアドレス内のメールとアプリIDと一致することを検証し、セキュリティとプライバシーの両方を維持できる。開発者は、Aptos Wallet Adapterを使用してAptos ConnectをdAppに統合で、このツールは、さまざまなウォレットをdAppに組み込むための標準化された方法を提供し、開発者のプロセスを簡素化するとのことだ。

Aptos の最先端技術により、機密情報を公開することなくユーザーの本人確認が可能になり、暗号空間における最も重要な懸念事項の 1 つであるプライバシーに対処できる。このようなウォレットの導入は、急速に進化するデジタル通貨市場で、高度でありながらユーザーフレンドリーなソリューションを提供するという同社の使命において、大きな前進となることが期待されている。