ドナルド・トランプ氏の仮想通貨保有高が1,000万ドルを突破
仮想通貨分析会社Arkham(アーカム)のオンチェーンデータによると、元米国大統領で大統領候補のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の仮想通貨保有高が月曜朝に1,000万ドル(約15.66億円)に達した事がわかった。
仮想通貨分析会社Arkhamの追跡ツールによると、大統領候補で元米国大統領のドナルド・トランプ氏の仮想通貨保有高が1,000万ドルを超えたと明らかにし、Xに次のように投稿した。
BREAKING: Donald Trump now holds $10M in crypto
Donald Trump’s on-chain holdings surpassed $10 Million this morning, mainly fuelled by the rise in price of the $TRUMP coin – of which Trump currently holds $7.3M. pic.twitter.com/rkQi6SLvvG
— Arkham (@ArkhamIntel) May 27, 2024
速報:ドナルド・トランプ氏、現在1,000万ドル相当の仮想通貨を保有
ドナルド・トランプ氏のオンチェーン保有額は今朝1,000万ドルを超えた。これは主に、トランプ氏が現在730万ドル保有しているTRUMPコインの価格上昇によるものだ。
トランプ氏の保有高の大半、730万ドル(約11.4億円)はトランプコイン(Trump Coin/MAGA)である。当NEXTMONEYの2024年5月27日付特集記事「米国大統領候補ドナルド・トランプ氏、仮想通貨企業への強い支持を表明」で報じたように、同氏は仮想通貨業界を支援すると公約し、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領の反仮想通貨政策を阻止し、ビットコイン(Bitcoin/BTC)を保護すると約束している。
仮想通貨に対する姿勢を変更したトランプ氏
トランプ氏は最近、仮想通貨に対する姿勢を変えており、大統領として同氏は次のように述べている。
ビットコインやその他の仮想通貨は好きではない。これらはお金ではなく、その価値は非常に不安定で、根拠がないからだ。
今月25日(土曜日)、ワシントンD.C.で開催されたリバタリアン全国大会で、同氏は、ジョー・バイデン(現大統領)氏の仮想通貨潰し運動を阻止する事と、仮想通貨とビットコインの未来が海外に流されるのではなく、米国で作られることを確実にする事を誓った。また、自己管理の権利を支持する事、CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)の創設を決して認めないことを誓った。さらに、ロス・ウルブリヒト(Ross Ulbricht)氏を釈放することを約束。リバタリアン党大会での発言後、MAGAは24時間以内に米ドルに対して31.7%急騰した。
トランプ氏はアメリカ初の仮想通貨大統領か
トランプ陣営は、当サイトの「トランプ陣営がCoinbase経由で仮想通貨での寄付を受け付け開始」で報じているように、仮想通貨取引所Coinbaseを通じて仮想通貨の寄付を受け付け始めている。
CFTC(商品先物取引委員)委員長のクリストファー・ジャンカルロ(Christopher Giancarlo)氏は、トランプ氏をアメリカ初の仮想通貨大統領とみなし、ビットコイン先物がトランプ氏の政権下で承認されたことを強調。トランプ氏は退任後、3つのNFT(非代替性トークン)コレクションを立ち上げており、3月には、ビットコインを新たな通貨形態と呼んでいる。また、2月には、ビットコインが独自の生命を獲得し、自分はそれでやっていけると述べていた。
複数のアナリストは、トランプ氏がホワイトハウスに復帰する可能性は仮想通貨にとってプラスになるとみており、一例としてStandard Chartered Bank(スタンダード・チャータード銀行)は、トランプ氏の2期目は仮想通貨業界にとって”概ねプラス”になると考えている。