コインチェックがナスダックに上場へ
国内の人気仮想通貨取引所コインチェック(Coincheck)はナスダック株式市場への参入準備を進めており、日本の仮想通貨市場にとって重要な一歩となる事が期待されている。
今回の動きは、SPAC(特定目的買収会社)であるサンダー・ブリッジ・キャピタル・パートナーズIV(Thunder Bridge Capital Partners IV)との合併によって行われることがわかっている。
コインチェックは 5 年連続でアプリダウンロード数をリードしており、198万以上の認証済みアカウントを誇る大手仮想通貨取引所である。同社のナスダックへの進出準備は、Monex Group(マネックスグループ)と提携して財務基盤と信頼性を強化した後に始まっている。同取引所は2022年3月にThunder Bridge IVとの合併を発表し、2024年の第2四半期または第3四半期までの完了を目指している。
コインチェックはすでに申請済みで上場に向けて審査中
現在、同社はナスダック上場を申請しており、審査中であるが、この重要なステップにより、同社はコインベース(Coinbase)のステップに続く株式公開持株会社となることに向けて前進している。
このような承認は、SEC(米国証券取引委員会)、その他の規制当局の認可、およびナスダックの合意にかかっており、コインチェックは次のように主張している。
登録書類の公開は、証券取引委員会(SEC)が登録書類を承認したこと、または上場の可能性が高まったことを意味するものではない。
コインチェックは日本有数の仮想通貨取引所としての地位を維持し続けている。
CoinGecko「Matket Share of Japanese Crypto Exchenges」より画像引用
仮想通貨アグリゲーターCoinGecko(コインゲッコー)のレポートによると、同社は2023年5月のスポット取引量11億ドル(約1,711億円)で27.2%の市場シェアを獲得。前例のない精査と関心により、コインチェックの今後のナスダック上場は、市場が成熟し、従来の金融システムとより深く統合する準備ができていることを示している。