バイナンス(Binance)がレバレッジトークンサービスを廃止へ

バイナンスがレバレッジトークンサポートを終了へ

大手仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は、レバレッジ型トークンサービスを最終的に廃止するまでのタイムラインを発表した。

1年にわたって同取引所は、プラットフォーム上のいくつかのレバレッジトークンのサポートを段階的に削除した。リップル(Ripple/XRP)とカルダノ(Cardano/ADA)に関わる当初の動きはSEC(米国証券取引委員会)訴訟後の規制上の不確実性と関連。しかし、最近の発表では、この動きは必ずしもトークン固有のものではなく、より広範な戦略の一部である可能性が示唆され、今回同取引所がサービス廃止計画を発表した。

合理化する取り組みを示すバイナンス

2024年2月19日(月曜日)、同取引所はプラットフォーム上の残りのレバレッジトークンのサポートを2024年4月に終了すると発表した。

具体的には、同取引所は残りのトークン、BNBUP、BNBDOWN、ETHUP、ETHDOWN、BTCUP、BTCDOWNを協定世界時午前6時(日本時間:同日15時)に上場廃止する予定だ。資産の上場廃止に先立ち、同取引所はこれらの資産の取引を2024年2月28日午前6時(日本時間15時)に停止すると発表。その結果、取引所は顧客に対し、2月の期限前にレバレッジトークンを他の資産と交換するよう勧告している。

しかし、2月の期限後もユーザーは上場廃止期限までにウォレット機能などの公式チャネルを通じてトークンの引き換えができると同取引所は主張。4月の期限を過ぎた残りの残高を純資産価値でテザー(Tether/ USDT)に換算する。レバレッジトークンは、投資家に担保なしで仮想通貨へのエクスポージャーを拡大。例えば…、レバレッジが 4 倍のビットコインでは、ユーザーは原資産が経験した価格変動の4倍に相当する損益を記録する。

バイナンスは依然として取引量において世界最大の仮想通貨取引所であり、レバレッジトークンサービスを閉鎖するという同取引所の決定は、法的問題を抱えるの中で提供を合理化する取り組みを示して可能性も考えられる。

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