スタンダードチャータードのゾディアカストディがリップルのメタコネットワークに参加=XRPは上昇

ゾディア・カストディがリップルのメタコネットワークに参加

スタンダード・チャータード(Standard Chartered)のZodia Custody  https://zodia.io/ (ゾディア・カストディ)社は、リップル(Ripple)所有の機関級カストディ会社メタコ(Metaco)のネットワークに加わった事が分かった。

スタンダードチャータードとノーザン・トラスト(Northern Trust)によるFCA https://www.fca.org.uk/ (金融行動監視機構)登録機関初のデジタル資産カストディ会社であるゾディア・カストディが、リップル所有の機関級カストディ会社メタコのネットワークに参加。これは、メタコの所有権が最近変化し、規制上の懸念の中で仮想通貨ストレージと決済ネットワークに対する需要が重視されている中での重要な進展を示している。

ゾディア・カストディは現在、メタコのグローバル暗号ストレージネットワークに参加。新しいカストディソリューションにより、金融機関は完全なセキュリティを備えた仮想通貨の保管と決済に簡単にアクセスできるようになる。ゾディア・カストディのジュリアン・ソーヤー(Julian Sawyer)CEO(最高経営責任者)は、メタコではソシエテジェネラル、BNPパリバ、BBVAなどの世界的な銀行を見ており、これによって同社は機関向けに暗号資産の保護と管理が可能になる。

ゾディア・カストディはかつてメタコと協力関係にあった

ゾディア・カストディは以前、機関向け仮想通貨カストディソリューションについてメタコと協力関係にあった。

スタンダード・チャータードの投資・ベンチャー部門であるSCベンチャーズもメタコの株式を保有していたが、2023年5月に株式を売却。リップルは5月にメタコを2億5,000万ドル(約367.7億円)で買収すると発表している。メタコのネットワークとの統合により、グローバルなサブカストディが提供され、機関が資産を保管するために別のカストディアンと契約する場合のサービスで、同CEOは次のように述べている。

たとえば、カストディアンであるブラジルのクライアントは、一部の資産を英国に保管したいと考えていますが、現在英国にいません。そのため、彼らは私たちをサブカストディアンとして利用したり、規制上の許可などを利用したりする可能性があります。カストディアン同士を結び付けたり、コンプライアンスに準拠した方法でカストディアンを取引所や取引所に結び付けたりするという点では、世の中に存在する複数のネットワークが非常に重要だと思います。


リップル(Ripple/XRP)価格上昇へ

今回の動きは、SCベンチャー https://scventures.io/ (SC Ventures)とSBIホールディングスによる合弁事業の中で行われたものである。

ゾディア・カストディやゾディア・マーケット(Zodia Markets)などのベンチャーを通じて、またリップルやメタコなどのフィンテックへの投資を通じて、デジタル資産におけるSCベンチャーの経験を活用することを目指している。

CoinGeckoより画像引用

CoinGeckoの最新データによると、XRP価格は過去24時間で3%上昇し、現在、1XRP=91.3円(0.62ドルドル)で取引。前日同時刻比-1.7%、最安値は89.05円、最高値が94.18円。さらに、取引量は過去24時間で100%増加しており、トレーダーの関心を示している。

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