CFTC商品先物取引委員会はBybit調査に関連してコインベース(Coinbase)に召喚状

CFTCはBybit調査に関連してコインベースに召喚状

コインベース(Coinbase)は、米国CFTC(米国商品先物取引委員)からアカウント情報を要求する召喚状について顧客に通知した事が分かった。

取引高で米国最大の仮想通貨取引所であるコインベースは、Bybit(バイビット)とベン・ジョウ(Ben Zhou)共同創設者兼CEO(最高経営責任者)が関与した問題で、CFTCが同社を召喚したことを明らかにした。2018 年に設立されたBybitはドバイに本拠を構える仮想通貨取引所で、UAEアラブ首長国連邦、キプロス、カザフスタンで運営ライセンスを取得している。規制されていない仮想通貨プラットフォームとして、Bybit は米国とは何の関係も有していない。

Bybitに関するCFTCの問い合わせ

2023年11月27日(月曜日)付けで顧客に送信されたメールの中で、コインベースは、CFTCの召喚状がユーザーアカウントとその取引活動に関する情報を求めていると述べている。

このメールには、デリバティブ市場監視機関が何を調査しているのかについての詳細は記載されていないものの、コインベースはユーザーに行動は求められていないため、冷静になるよう呼び掛けた。さらに同取引所は、CFTCの要請に対し、11月30日(木曜日)までに、召喚状に対する取り消しの申立てまたはその他の異議申し立てで応じる可能性があると述べている。しかし、Bybitが米国の法律に違反していないかどうか捜査が進行中の可能性から明らかなように、Bybitの周囲に暗雲が立ち込めているにもかかわらず、同取引所は12月の設立5周年に先立ち、11月28日(火曜日)に新たなマイルストーンを発表した。

CFTC調査が続く中でBybitユーザーが急増

28日付の最新プレスリリースの中でBybitは、プラットフォーム上の登録ユーザー数が2,000万人を超えたと発表。

この数字は、世界の仮想通貨コミュニティがこの取引所に寄せている“信頼”を示唆している。同取引所は、その急速な成長は、コピー取引コミュニティの繁栄、慎重なリスク管理、AML(マネーロンダリング[資金洗浄])対策コンプライアンスの強化など、さまざまな要因によるものだとしている。