仮想通貨取引所ブリッシュがデジタル・カレンシー・グループからコインデスクを買収

仮想通貨取引所Bullish(ブリッシュ)がコインデスクを買収

トム・ファーリー(Tom Farley)CEO(最高経営責任者)率いる急拡大中の仮想通貨取引所Bullish(ブリッシュ)は、DCG(Digital Currency Group:デジタル・カレンシー・グループ)からCoinDesk(コインデスク)を買収したことが明らかになった。

日本語訳:
BullishはCoinDeskを買収し、独立した子会社として運営され、編集上の独立性を保持します。強気は、新しいサービス、イベント、製品の立ち上げを推進する、CoinDeskの最もエキサイティングな成長イニシアチブのいくつかに直ちに…

WSJ(ウォールストリート・ジャーナル)の報道によると、Bullishは親会社であるDCGからCoinDeskの株式を100%取得しており、この買収は完全な現金取引であったが、正確な買収額は明らかにされていないとのことだ。同CEOは今買収の戦略的重要性を強調し、CoinDeskがその尊敬される編集報道、主要イベント、市場に影響を与えるデータと指標を通じて、世界の仮想通貨とブロックチェーンのエコシステムを形成する上で重要な役割を担っていることを指摘したとのこと。

今後同メディアサイトは、Bullishによって所有されるものの、独立した事業体として運営される予定だ。同CEOは、BullishがCoinDeskに大規模な投資を行い、世界的な拡大を推進し、メディア、イベント、インデックス事業を強化することを発表した。

今回の買収は、新サービス、イベント、製品の立ち上げを促進し、CoinDeskのこの分野での影響力とリーチを拡大することを目的としているとのこと。CoinDeskは、ケビン・ワース(Kevin Worth)CEOと既存の経営陣の継続的なリーダーシップの下、Bullish内の独立した子会社として運営される予定だ。ワースCEOは、この提携に熱意を示し、特に仮想通貨経済の勢いが回復し、Bullishが支援することで、製品開発や事業拡大の可能性があることを強調。

経営陣は変わらないがWSJ編集長が陣頭指揮へ

CoinDeskの現在の経営陣は変わらないが、新しい編集委員会が設立され、元WSJ編集長のマット・マレー(Matt Murray)氏が陣頭指揮を執ることが強調されている。

WSJの1300人規模のニュースルームを5年間率いた同氏は、豊富な経験を持ち、CoinDeskのジャーナリズムの独立性を確保する任務を担うことになる。一方で、CoinDeskは2022年、FTXが倒産し、他の多くの仮想通貨取引所が巻き込まれて以降、いくつかの問題を抱えており、DCGの子会社の1つであるGenesis(ジェネシス)が破産を申請したことでCoinDeskは当時、苦境の兆しを見せ始めた。

実際、CoinDeskは2億ドルの売却価格を提示し、売却の可能性を検討しており、そう遠くない時期に、CoinDeskはラザード・グループのアドバイザーを雇っている。さらに、カルダノ(Cardano)の創設者であるチャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏も、CoinDeskの買収案件に関心を示していたことが報じられている。注目すべきは、CoinDeskがAlameda ResearchのSam アs無…バンクマン-フリード(Bankman-Fried)氏のバランスシート問題を発表した最初のメディアの一つであったことであり、この報道は、FTXとその姉妹取引会社であるアラメダ・リサーチ(Alameda Research)との不正な活動の一部を暴露する上で極めて重要な役割を果たした事だ。