香港のハッシュキー(HashKey)ERC-20ユーティリティトークンの発売計画を発表

HashKeyがユーティリティトークン発売計画を発表

香港で立ち上げられたばかりの仮想通貨取引所HashKey(ハッシュキー)は、ERC-20ユーティリティトークンの発売計画を発表したことが分かった。

HashKey Exchange(ハッシュキー)は、独自のERC-20トークンを展開する予定であり、iOS および Android デバイスで利用できる小売トレーダー向けに新たにリリースされたモバイルアプリで地域での存在感を拡大するオプションを模索している。2023年11月1日(水曜日)付けブログで同社は、ハッシュキーエコポイント(HashKey EcoPoints/HSK)が「エコシステム貢献者にインセンティブを与える債券」となり、手数料の割引と資産発行の「特定の権利」を提供。トークンの経済モデルは「エコシステム貢献者の長期的な利益と密接に結びつく」と同社は述べた。

HashKey WhitePaperより画像引用

トークンのホワイトペーパーによると、HashKeyは総額10億HSKを鋳造する予定という。トークンの総供給量の約65%はマーケティングと事業開発の目的に割り当てられ、30%はHashKeyチーム用、残りの5%はエコシステムユーザーの追加保護のために予備として割り当てられるとのことだ。

純利益の20%でHSK保有者を保護

HashKey はまた、同社の純利益の20%を使ってHSKトークンを焼き(バーン)、「報酬に基づくHSK流通供給量の増加による希薄化の影響からHSK保有者を保護する」予定だ。

HashKeyのリビオ・ウェン(Livio Weng)COO(最高執行責任者)は、メディアのインタビューで、同社は早ければ2024年半ばまでにトークンをHashKeyに上場する計画だと述べたうえで、次のように語っている。

ライセンスの利点を活用して、香港の発行銀行を含む複数の銀行と法定通貨のオンオフランプを確立した。ユーザーは銀行カードを使用して香港ドルまたは米ドルを直接入金し、取引ができる」と述べた。香港ドルと米ドルの取引ペアでの取引において、銀行口座の凍結などに関連する業界内の懸念を軽減します

2023年8月下旬にサービスを開始したばかりの同社は、香港で最初の認可を受けた仮想通貨取引所となり、多くの関心が寄せられている。HashKeyプラットフォームでは、USD、HKD、仮想通貨での直接銀行送金が可能で、1秒あたり最大5,000トランザクションをサポートする「HEXエンジン」で動作している。なお、この立ち上げは、HKSAR(香港特別行政区政府)、大手銀行機関、保険会社、4大監査法人の代表者による共同作業で行われた。