ドバイ規制当局が仮想通貨取引所OPNXに270万ドルの罰金を課す

ドバイ規制当局がOPNXに270万ドルの罰金

ドバイの仮想資産規制当局VARA(Virtual Assets Regulatory Authority:仮想資産規制当局)が、再び規制の強化を図るなか、仮想通貨取引所のOPNX(オープンエクスチェンジ)とその創設者が市場違反や広告違反で重大な罰金を課した事が分かった。

金融界にはあまり馴染みのないカイル・デイビス(Kyle Davies)氏とスー・ズー(Su Zhu)氏は、かつて破綻したヘッジ会社3AC(スリー・アローズ・キャピタル)を率いていた人物である。両者は破綻後、OPNXの立ち上げに焦点を移したものの、投資家に企業、FTXとCoinFLEXの破産債権の交換を許可していたため、この決定は多大な反発を招く結果となった。

2023年初めに定められた規制に基づきOPNXに対して罰金を課す

一部の取引主体はOPNXへの投資を大々的に主張しているが、実際位はまったく異なっており、同プラットフォームは、デビュー24時間の取引でわずか2ドル(約290円)しか報告していないことが明らかになった。

日本語訳:
取引量2ドルに対して270万ドルの罰金。彼らはVCゲームでは間違いなく、マージンを保っており、「量で埋め合わせます」とよくプレーしている選手たちだ。

さらに、同取引所は巨額利害関係者の投資に関するこれらの主張を即座に否定している。これら一連の経緯の中で注目されているのは、ビットメックス(BitMEX)の共同創設者でMaelstromfundのアーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)CIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)が、利益率がマイナスのOPNXは「出来高で補える」という想定の下で運営されていると皮肉を込めて発言したことである。

市場違反を考慮してVARAは、OPNXに対して1,000万UAEディルハム(約4億円相当)の罰金を課した。この罰則は2023年初めに定められた規制に基づいており、デイビス氏、ズー氏、ザ・ラムズ(the Lambs)氏を含む創設者らも、マーケティングや広告に関連した違反で個別で罰則を科されている。なお、総額54,000ドル(約790万円)におよぶこれらの罰金は全額和解されたものの、OPNXに対する当初の高額な罰金は未払いのままである。 したがってVARAは言葉を切り詰めず、この状況が続く場合には追加の罰則と強制措置について警告している。これら特定の罰則に加えてVARA の苦情処理委員会は、すべての決定を徹底的に検討し、この動きによって適切なガバナンス要件が確実に満たされるようになり、さらに、同委員会はこれらの強制措置を支持することを決定した。

仮想資産の領域が進化し続けるにつれて、VARA のような規制機関の役割が極めて重要であることが判明。重い罰金と明確な警告により、違反は軽視されないというメッセージが大きく明確に伝えられる。

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