バイナンス（Binance）が明確なルールとWeb3重視でUAEに居場所を見つける| NEXTMONEY

バイナンスがUAEに活路を見いだす

世界最大のグローバル取引所であるバイナンス（Binance）は、SEC（米国証券取引委員会）をはじめ、さまざまな国や地域から多くの圧力による困難の中で、明確なルールとWeb3重視でUAEに居場所を見つけたことが分かった。

Here is an interesting piece of statistics for you to consume, showing the UAE ranking 1st in crypto owners, globally, in % of population. https://t.co/XZveSPRbLw

— Binance MENA (@BinanceArabic) June 14, 2023

日本語訳：
ここに興味深い統計があり、UAEが世界の仮想通貨所有者（人口比）で1位にランクされていることを示しています。

UAEアラブ首長国連邦は、苦境に立たされている仮想通貨取引所バイナンスにとって理想的な着地点であると自らを提示。バイナンス・ドバイのゼネラルマネージャー、アレックス・チェハデ（Alex Chehade）氏は、この地域は影響を与えるWeb3ビルダーを探しており、バイナンスはその呼びかけに応えたと語っているという。

Web3のリージョン

同マネージャーによると、UAEは将来を見据えたテクノロジーへの転換を目指しており、そこでは仮想通貨が大きな役割を果たしているとして次のように語っている。

バイナンスは、UAEの上級指導部がこの地域をWeb3の中心地として確立したいと考えていることを認識しており、われわれは指導者らと協議しており、この地域で当社のサービスを提供したいと考えている。

仮想通貨を中心に定められた規制は従来の金融になじみ深いものであると同時に、明確かつ予測可能であることから、バイナンスもUAEに定着しつつある。同マネージャーは、彼と彼のチームはUAEが設定したパラメータ内でどのように作業するかを十分に理解。規制の枠組みが変更されたり、運用にグレーゾーンが残されたりすることがないという確信を高く評価していると説明したうえで、次のように語っている。

UAEはWeb3への取り組みと仮想通貨産業の構築に向けた明確な規制と決定的な方向性を提供しており、バイナンスが事業を立ち上げるのに有利な場所となっているが、他国ではそのようなことはあまり起こっていない。

最終的に、UAEのVARA（仮想資産規制当局）は、バイナンスにとって非常に有利で魅力的な枠組みを提供しており、それが明確であるだけでなく、動的であり、この地域に設立する企業とともに進化する準備ができていると主張している。

仮想通貨人口統計

同マネージャーは、仮想通貨に対する積極的かつ明確な規制枠組みにもかかわらず、UAEには仮想通貨に対して非常にオープンな人口統計があると指摘している。

UAEには多くの若い専門家が同地域に移住しており、これらの人々は駐在員でもあり、彼らは仮想通貨の大規模ユーザーであることが多いことも判明している。明確な規制枠組みがあり、Web3 の主要目的地になりたいという願望と、仮想通貨の導入に適した人口を備えているバイナンスは、世界の他地域が独自規制の方向性と格闘するなか、UAE を保護されたハブとして構築できると考えるかもしれない。

バイナンスは依然として仮想通貨分野の最大のプレーヤーであり、同社に対する人々の意見に関係なく、重要な役割を担っていることは間違いない。法の範囲内で活動できる場所を見つけることができれば、仮想通貨の採用にとっては良いきっかけや理由になると予想されている。