ジャック・ドーシー氏がイーサリアムはセキュリティだと発言:コインベースにBTCに注力するよう要請

ジャック・ドーシー氏がコインベースのBTC中心のアプローチを支持

Twitterの元CEO(最高経営責任者)であるジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏は、イーサリアム(Ethereum/ETH)は証券であると同時に、SEC(米国証券取引委員会)訴訟のさなか、コインベース(Coinbase)のビットコイン(Bitcoin/BTC)中心のアプローチを支持していると述べている事が分かった。

ドーシー氏は、コインベースに対する最近の訴訟のさなか、イーサリアムは未登録であると主張し、有価証券として分類されるべきであるとの信念を公に表明。さらに、コインベースとSECとの絡みを考慮して、ビットコインマキシマリストとして広く知られているドーシー氏は、米国の取引所はビットコインのみのビジネスモデルに軸足を移すべきだという声明に同意した。具体的には、著名なビットコインマイニング会社であるライオットプラットフォームズ(Riot Platforms)の研究担当副社長であるピエール・ロシャール(Pierre Rochard)氏が、コインベースのブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEOによる2015年のツイートを共有し、その中で次のように述べている。

リップル、ステラ、アルトコインはすべて気を散らすものです。ビットコインはあまりにも先を行きすぎています。私たちはビットコインとサイドチェーンに焦点を当てるべきです。

アームストロング氏の声明を引用して、ロチャード氏はコインベースがビットコインへの注力に戻るべきだと示唆し、元ツイッターCEOはこれに100%の同意を表明した。

コインベースとSECの訴訟

バイナンス(Binance)に対して民事訴訟を起こしていたことを考えると、この展開は特に仮想通貨コミュニティを動揺させた。カルダノ(Cardano)の創設者チャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏などの業界リーダーらは、SECの最近の行動を経済的自由に対する脅威だと述べている。同氏は特に、SECが主流の仮想通貨を政府管理のCBDC(中央銀行発行デジタル通貨)に置き換えることを目指していると考えている。