OpenAIのGPT-4ローンチがAI 中心の仮想通貨急増に拍車をかける

GPT-4をリリースでAI中心の仮想通貨急増に拍車

OpenAIがディープラーニングと人工知能製品であるGPT-4をリリースにより、ディープ ラーニングとAI（人工知能）中心の仮想通貨急増に拍車をかける事が新たに判明した。

OpenAIは3月14日（火曜日）、GPT-4は画像とテキスト入力を受け入れ、テキスト出力を発行するという「マイルストーン」であると詳述。GPT-4は、GPT-3.5バージョンよりも優れた、さまざまな専門的および学術的ベンチマークにも合格。さらに同日、GPT-4が イーサリアム（Ethereum）スマートコントラクトをレビューし、特定バグと脆弱性を特定できることが示された。

I dumped a live Ethereum contract into GPT-4.

In an instant, it highlighted a number of security vulnerabilities and pointed out surface areas where the contract could be exploited. It then verified a specific way I could exploit the contract pic.twitter.com/its5puakUW

— Conor (@jconorgrogan) March 14, 2023

Coinbase（コインベース）のディレクターであるコナー・グローガン（Conor Grogan）氏は14日、「ライブイーサリアムコントラクトをGPT-4に投入した」と説明したうえで、次のように語っている。

すぐに、多くのセキュリティの脆弱性が浮き彫りになり、コントラクトが悪用される可能性のある表面領域が指摘されました。次に、契約を悪用できる特定の方法を検証しました。

AIに焦点を当てた仮想通貨の価格動向

グローガン氏は、2018年にスマートコントラクトがどのように悪用され、GPT-4が使用された悪用を特定できたかについても言及しており、OpenAIのGPT-4リリース以降、AI 中心のトークンは製品の誇大宣伝の恩恵を受けている事が分かった。

現在、cryptoslate（クリプトスレート）の市場統計によると、AIの概念に関連する74の上場仮想通貨が39億ドル（約5148.7億円）と評価。上位10のAI仮想通貨のうち、9つは過去24時間で0.6%～25.63%の間で上昇。シンギュラリティネット（Singularitynet/AGIX）は1日で25.63%、2023年2月には28.97%上昇。グラフ（the graph/GRT）は前日比3.63%～11.92%の間で増加している。また、フェッチ（Fetch.ai/FET）は過去24時間で9.98%上昇しており、直近の1週間で10.17%上昇しているほか、オーシャンプロトコル（Ocean Protocol/OCEANI）は9.35%上昇し、直近の1週間で17.39%上昇している。5番目に大きいAIに焦点を当てたアイエグゼック（iexec rlc/RLC）は、前日比5.17%の上昇を一時は記録したものの、3月に入ると、ドルに対して20.92%の下落を記録している。