インドの仮想通貨擁護協会は高い税金からの譲歩確保を計画

インドの仮想通貨擁護協会が高い税金からの譲歩確保を計画

インド議会によって2022年4月1日に発効された税制提案を可決したことで、負の波及効果を生み出し続けていることを受け、インドの仮想通貨擁護協会は高い税金からの譲歩確保を計画している事が分かった。

同法案は、反対に遭い、20人を超える議員が、最終的に業界を破壊する可能性があると指摘。しかし、法案の施行以来、仮想通貨団体や個人はその重みにうめき声を上げている。最近では、インドの仮想通貨取引団体であるBWA（Bharat Web3 Association：バーラトWeb3協会）メンバーが法外な税率と規制の不確実性に抗議の声を上げるなど、インド国内でも混乱が徐々に広がり始めている。また、これらの苦情は、インド財務省当局者に提出された懸念の草案に含まれており、その結果、財務省は2023年から2024年の予算を準備するための協議を行う予定だという。

厳しい規制の呼びかけ

BWAはFTX崩壊を受けて財務省に対し、仮想通貨セクターに厳しい規制を導入するよう要請している。

サム・バンクマンーフリード（Sam Bankman-Fried）氏が率いていたFTXの崩壊は、コーポレート・ガバナンスの欠如によるものだと強調。このガバナンスは、伝統的な金融機関を保護するものとして広く知られている。仮想通貨取引所や協会はこのような再発に対抗しようとしてきましたが、BWAは強力な規制が役立つと主張している。

仮想通貨市場の成長を妨げる高い課税

メディアの報道によると、BWA は非友好的な税制を1つの要因として挙げ、インドでの仮想通貨ビジネスの成長を阻害している。

BWA代表者によると、BWA の焦点は、TDS（Tax deduction at source：インド源泉所得控除）、VDA（Virtual Digital Assets：仮想デジタル資産）からの所得税など、既存の税規定の影響を強調することだという。このような背景から、BWAの焦点は、規制とデジタル部門の成長にかかっているといっても過言ではない。

2022年の初めにインド財務省は、30%のキャピタルゲイン税と1%のTDS（Tax Deducted at Source：源泉徴収税）を導入しただけではない。また、仮想通貨取引で得られた利益は、損失を相殺するために繰り越されることはないと述べている。これらのかなり厳しい規制は、インドの仮想通貨セクターに悪影響を及ぼしており、現地仮想通貨取引所では、取引量が大幅に減少しているのが実情である。TDS は換金できるものの、トレーダーは利益が得られないため、資本をロックすることに同意しない。仮想通貨業界の代表者は、これらのレートを0.1%に引き下げることを強く求めており、会議の結果は、今後のインドの仮想通貨取引に影響を与える可能性がある。