Appleが「Horizo n Worlds」タイプの独自メタバースに取り組んでいる可能性
テクノロジーとコミュニケーションの巨大企業であるAppleは、独自のメタバースを開発している可能性があり、最近、VR(仮想現実)とAR(拡張現実)の分野で複数の求人を掲載していることが分かった。
求人情報の1つは、同社の仮想現実部門である技術開発グループで、「3D 複合現実世界」の開発経験のあるエンジニアを募集している。同社は11月13日(日曜日)、一連の求人情報を掲載。これにより、メタバース技術に関して同社が向かっている方向性についての見通しが得られる可能性がある。同社は現在、次期VRヘッドセットのコンテンツを開発するエンジニアを探しており、このVRヘッドセットには、高精細ディスプレイ、10台以上のカメラのセットがあり、業界最速と言われるAppleの最新M2チップが搭載されるとのこと。
AppleはMetaのHorizon Worlds の様な世界を構築か
求人情報の1つは、3D複合現実世界を開発する知識を持つエンジニアを求めている。
この動きは、Appleが、Meta(旧社名:Facebook)のHorizon Worldsのような独自メタバースプラットフォームの反復に既に取り組んでいることを示唆している可能性がある。このプラットフォームでは、ユーザーは出会いや交流ができ、独自世界を構築できる事が目玉となっている。この求人リストには、選出されたエンジニアが「3D 複合現実の世界で接続されたエクスペリエンスを可能にするツールとフレームワークを構築する」と記載されている。
さらに別の求人では、仮想現実ハードウェアを介して体験するのに適したコンテンツを備えた 3Dビデオプラットフォームを構築するエンジニアが求められている。11月11日に発行された、エンターテインメントにおけるメタバースの将来に関するTechnavioのレポートでも、そのような体験の台頭が予測されており、これが今後数年間の傾向となり、インタラクティブ映画産業の成長を促進すると予測されている。
アップルのメタバース不安
同社とその幹部は、現在メタバースとして知られているさまざまな仮想体験を呼ぶことに不安を感じてきた。
Appleのティム・クック(Tim Cook)CEO(最高経営責任者)は、この用語はあまりにも曖昧であり、さまざまな解釈ができると考えており、次のように語っている。
人々が何かをよく理解していることは、私にとって常に重要です。そして、平均的な人がメタバースが何であるかを説明できるかどうかは本当にわかりません。
対照的に、クックCEOはARと、ARがテクノロジーの採用者にもたらす可能性を強く信じており、ARにつて、すべてに影響を与える深遠なテクノロジーと表現している。