バイデン大統領がFDIC議長にマーティン・グルーエンバーグ氏を指名

バイデン大統領がFDIC議長にグルーエンバーグ氏を指名

米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は、米国の銀行規制当局の一つであるFDIC(Federal Deposit Insurance Corporation=米国連邦預金保険公社)の委員長にマーティン・グルーエンバーグ(Martin Gruenberg)氏を指名したことが明らかになった。

グルーエンバーグ氏は、2月から代理人として同職に就いており、以前はオバマ大統領の下でFDICの委員長を務めていた人物である。FDICは、米国の銀行預金をバックアップする保険の管理者として、米国内の銀行に対する重要な監督権限を持っているとのこと。

上院は過半数割れでグルーエンバーグ氏を承認か

バイデン大統領が連邦金融規制の要職に指名した複数の候補者は、上院の承認プロセスで苦戦している。

指名されたグルーエンバーグ氏はFDIC理事長を務めたことがあり、バイデン氏の政党メンバーにとっては既知の人物でもあり、上院は過半数割れで彼を承認できると思われる。実際、FDICの規定によると、FDIC理事長は、米国大統領から指名を受け、上院で承認された後、5年の任期で務められる。中間選挙後の上院は民主党が過半数を占めるため、バイデン大統領は党派的な妨害を受けずに指名できるかもしれないとのこと。グルーエンバーグ氏の在任期間中FDICは、ユーザーの資産がFDICの銀行口座保険によって支えられていると誤解させるような仮想通貨会社への制裁を行っている。これには、破産保護を申請したFTX.USへの停止命令も含まれており、ユーザーの預金の行方は不透明のままである。

数週間前にグルーンバーグ氏は講演で、ステーブルコインを許可されたブロックチェーンに限定するよう働きかけており、議会がステーブルコインに触れる法案を検討している中、グルーエンバーグ氏の意見はより大きな重みを持つことになるとのことだ。上院銀行委員会のシェロッド・ブラウン(Sherrod Brown)委員長はこれらについて、次のように語っている。

グルーエンバーグ氏は、困難な経済状況の中で金融庁の舵取りをし、両党の理事たちと協力し、消費者を保護し銀行システムを強化するための行動をとってきた長年の経験がある。

さらに金融規制問題で発言力のあるマサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン(Elizabeth Warren)上院議員も、グルーンバーグ氏のリーダーシップのもと、FDICは銀行が銀行幹部だけでなく、米国の家族のニーズに応えられるよう取り組むと確信しているとグルーエンバーグ氏を称賛している。

日本語訳:
私はPOTUSがマーティン・グルーエンバーグ氏をFDICのリーダーに指名した決定を称賛します。
グルーエンバーグ氏は効果的な規制当局であり、銀行に説明責任を負わせてきた実績があります。

なお、グルーエンバーグ氏は、11月15日(火曜日)に上院銀行委員会、16日(水曜日)には下院金融サービス委員会で、米国における金融規制当局の監督について証言する予定とのことだ。