LINE(ライン)が仮想通貨取引所市場に参入!
大手メッセージアプリのサービスを提供しているLINE(ライン)は6月28日、シンガポールの子会社を通じて仮想通貨取引所「BITBOX」という取引所サービスを提供することを発表しました。
今回のLINEによる発表は、年に一度開催される大規模なカンファレンス「LINE CONFERENCE 2018」で発表され、今後のLINEの方向性と一緒に取引所の発表がされました。
今回発表されたBITBOXは、日本および米国以外の全世界で展開する仮想通貨取引所であり、主要通貨であるビットコインやイーサリアム、ビットコインキャッシュなど、30を超える通貨を取り扱います。
対応言語も他の取引所よりもかなり多い15言語に対応しますが、日本語とタイ語は非対応言語となっています。
仮想通貨取引所としては、仮想通貨同士の取引のみ交換可能で、フィアットマネー(法定通貨)と仮想通貨の取引のみ可能となっています。
また、IPアドレス、電話番号、KYCによって非対称ユーザーの利用を制限するようです。
既存の大手企業が仮想通貨取引所市場に参入するケースが多くなり、今年の6月にSBIホールディングスは完全子会社であるSBIバーチャルカレンシーズを通じて仮想通貨取引所「VCTRADE」を開始するなど、仮想通貨市場が大きな盛り上がりを見せています。
日本で普及しているLINEが日本人を顧客にできないのは、今の日本の仮想通貨市場を如実に表しているなと思います。
LINEは世界でも日本がダントツのシェアを誇ります。日本国内での普及率が2016年度で45%なので、それよりさらに上がっていると思います。
お隣中国では、wechatが普及していますがそこで使用されているwechatpayも同じくらい普及しています。これは、キャッシュレスを実現する革命的なツールで、LINEにもLINEPAYというほぼ同じような昨日のサービスがあるのですが、ラインの普及率に対してイマイチ馴染んでいません。
これは、日本に置けるキャッシュレスに対しての特殊な価値観なのかもしれません。
仮想通貨の技術により、世界的にキャッシュレス化は進んでいきます。
日本の規制もそうですが、国民の価値観も進化していく必要があるのかも知れません。