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MINDOL(ミンドル)基本情報
MINDOLは日本のサブカルチャー、所謂「オタク文化」と密接した仮想通貨です。
MINDOLプロジェクトでは、コンテンツ制作の資金をMINDOLトークンで調達し、完成したコンテンツを利用する際にもMINDOLトークンを使用することで、市場を作り上げていくという構想となっています。
日本のサブカルチャー文化は世界的に見ても強力なマーケットです。
経済産業省調べによると、日本の映画、アニメ、音楽、ゲームなどの国産コンテンツ産業の市場規模はおよそ12兆円にのぼるとされているようです。
この日本産コンテンツを、さらに世界に広めていくことを目的としています。
それでは、この「MINDLE」というトークンICOが、購入・信頼に値するものなのか解説していきます。
MINDLEのコンテンツプロジェクト
※公式HPより引用
このように、多くのプロジェクトが計画されています。
一つづつ確認してみると、やはり日本特有のオタク文化が色濃く反映されています。
実現されれば、どれも大きな話題となりそうなものばかりですね。
MINDOLトークンの特徴
カウンターパーティー(XCP)のハードフォークで誕生
公式HPでは「カウンターパーティー(XRP)のハードフォークという形式で開発され・・」といったような記述があります。
しかし、この言い方は微妙なラインだと言えるでしょう。
カウンターパーティーには、独自トークンを誰でも発行出来るという特性があります。
NEXT MONEYのコミュニティー「INFOREX」でもカウンターパーティーで独自トークンを発行しています。(現在トークンスワップ予定)
“ハードフォークで開発”というと、なんだか凄そうな気がしますが、誰でも簡単に5分あれば発行可能です。
おそらくMINDOLもカウンターパーティーの独自トークンを発行しただけのものと考えられます。
確かに、開発に時間をかけるより、マーケティングやコンテンツに時間をかけるほうがこの手のプロジェクトでは得策と言えるでしょう。
イーサリアムベース(ERC20)のトークンへ
5月30日に公式HPより、イーサリアムベースのトークンへ換装すると発表がありました。
総発行枚数は2億4000枚のまま変わらずとのことです。
新トークンの配布は、保有者に対し、配布予定枚数の3倍の「新MINDOトークン」を付与する予定だそうです。
配布時期に関して、今年夏頃に海外取引所への上場が決定しているらしく、進捗状況など考慮したうえで配布時期を決定するようです。
運営会社情報
運営責任者:福原史洋
所在地:東京都新宿区四谷4-27-16NKビル3F
運営責任者の方に関しての情報はなく、今までの経歴や人物像などは不明です。
また、今年の4月に社名を変更したばかりで、前社名のときの所在地は帝国ホテルタワーのレンタルオフィスのようです。
プロジェクトチーム
株式会社ロコモーション
テリー伊藤氏が代表を務める、番組制作会社です。
株式会社タッチプランニング
情報番組「ZIP!」などの制作を務めた有賀達也氏が代表の番組制作会社です。
ニール・シェーファー(MINDOLプロジェクトアンバサダー)
世界で最も影響力のあるソーシャルメディアインフルエンサーTOP30にランクインしたコンサルタント。
他にもメディア関係者が名を連ねています。
プロジェクトチームメンバーに問い合わせしてみた結果
プロジェクトチームとして、公式HPにも掲載されている「株式会社ロコモーション」「株式会社タッチプランニング」に電話問い合わせしてみた所、このような回答をいただきました。
株式会社ロコモーション
・制作番組内でMINDOLについて放送したのみ
・プロジェクトチームに参加しているわけではない
株式会社タッチプランニング
・アニメや番組制作の上で、協力して取り組む予定
このような回答をいただきました。
マーケティング
MINDOLはマーケティングにブロガーやYouTuber、はたまた芸能人を使い知名度を上げています。
WITHコインを紹介して炎上してしまったYouTuberもこのMINDOLを紹介しています。
Zaifに上場確定と謳っていたので、これによりMINDOLにも詐欺コイン疑惑が浮上してしまいました。
※ZaifはMINDOL上場を公式に否定しています。
また芸能人で投資家、マツイ棒開発者として有名な、松居一代さんも自身のブログにて、ミンドルを購入したことを報告しました。
マーケティングにインフルエンサーや有名人を使うことはいいのですが、代理店販売には気をつけてください。
購入に値するか
今回も購入には値しません。
ホワイトペーパーを読んでプロジェクト内容が良いと感じても、少しでも引っかかるポイントがある場合は購入すべきではないでしょう。
今回のMINDOLはプロジェクト内容が他の技術系トークンよりも身近に感じるプロジェクト内容なので、特に注意が必要だと感じます。
ICO割れするかどうかは誰にもわかりませんが、基本的にTwitter、YouTubeなどで買い煽り、宣伝が激しいICOはスルーしたほうが吉です。
この記事に関しまして、ICOへの不参加を強制するものではないので、最終的にはご自身で判断してください。