ドバイの皇太子がメタバース戦略の次のフェーズを発表

ドバイの皇太子が今後のメタバース戦略を発表

ドバイの皇太子であり、ドバイ執行評議会(Dubai Executive Council)の議長であるシェイク・ハムダン・ビン・モハメッド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム高等弁務官は、7月18日(月曜日)、ドバイのメタバース戦略の統合計画を発表した事が分かった。

日本語訳:
本日、新技術の革新を促進することを目的としたドバイメタバース戦略を開始しました。ドバイには、メタバースおよびブロックチェーンセクターで活動する1,000以上の企業があり、国民経済に5億ドルを貢献しています。

シェイク・ハムダン議長はツイートで、メタバース戦略の目的は40,000の仮想ジョブをサポートし、今後5年間でドバイの経済に最大40億ドル(約5,525億円)を追加する事だと発表。同氏は、ドバイのメタバース戦略により、この都市が急成長するメタバースセクターの世界のトップ10都市に入ると強調しており、ドバイはすでにメタバース市場で活動している1,000の企業をホストすると同時に、同国経済に約5億ドル(約690億円)を貢献している。

メタバースアプリケーションを開発計画も

シェイク・ハムダン議長により発表された新戦略は、個人の教育とトレーニングを優先して同分野の才能を高め、ドバイ政府機関で利用されるメタバースアプリケーションを開発する計画が含まれている。

その一方で、仮想通貨企業であるGroveTokenは、ドバイメタバース戦略の下、初のメタバースを構築する準備をしており、同社のヤゥヤ・ゲムラウィ(Yahya Ghemrawi)CEO(最高経営責任者)は、ドバイで間もなく開始されるメタバースビジネスのマネージングディレクターに就任するとのこと。この計画はドバイ初のことであり、同社はこの新戦略の下でメタバースを構築する同国初の企業となる。なお、グローバルなGroveTokenコミュニティ、現在の保有者、および将来の投資家にとって、ドバイ首長国で仮想通貨市場またはメタバース市場で行われる取引は、すべて金銭的報酬を獲得することを意味している。