BinanceCEOが米国のインフレ率は500%であるべきと考えている理由

BinanceCEOが米国のインフレ率は500%であるべきとツイート

仮想通貨市場を含めた金融市場全体が最近の米国のインフレデータによってパニックに陥っている一方で、Binanceのジャオ・チャンポン(趙 長鵬:Changpeng Zhao)CEO(最高経営責任者)は、それがまだ魔法のように低く、米国のインフレ率は500%であるべきと考えていることが分かった。

BLS(Bureau of Labor Statistics=米国労働統計局)がインフレデータを報告した後、ビットコイン(Bitcoin/BTC)は一時的に19,000ドルを下回り、ナスダック(Nasdaq)、ダウ・ジョーンズ(Dow Jones)、S&P 500(スタンダード・アンド・プアーズ500)も、インフレ率が高い中で下落。

日本語訳:
インフレ率を80%にすべきだと思ったのなら、あなたも間違っているはずです。
私たちの小学校の数学が正しく教えられていれば、500%のインフレが見られるはずですよね?
80%は新品=元の供給量の5倍。

ジャオCEOはインフレデータについてコメント、流通している米ドルの80%が過去2年間に印刷されたと述べている。その概念では、9.1%のインフレは“魔法のように低い”と主張し、労働省がこのような低い数値をどのように示せるかを疑問視した。同CEOは、80%の米ドルが新しいドル供給の5倍であることを考えると、500%のインフレが見られるはずだと語っている。同CEOによると、インフレは、一定期間にわたるマネーサプライの増加に基づいてのみ計算されるとのことが発言の背景にある。

仮想通貨は米国のインフレに反応

市場のコンセンサス(※合意)は、6月のCPI値を8.8%と予測しており、これは、BLSが報告した値より0.3%低い値となっており、高インフレ率は、すべての主要仮想通貨のパーソナリティからほぼ同様の反応を引き出している。

マイケル・セイラー(Michael Saylor)氏、キャメロン・ウィンクルボス(Cameron Winklevos)氏、テイラー・ウィンクルボル(Tyler Winklevos)氏を含む多数の主要仮想通貨のパーソナリティは、高インフレがビットコインと仮想通貨の採用のケースを促進したと述べている。しかし、仮想通貨市場は、2022年の初めから約70%落ち込んだため、今年のインフレ率の上昇によってその価値を維持することがほとんどできていないのが現状である。

現在、高インフレ率は、連邦準備制度によるより急激な金利引き上げを示しており、仮想通貨にとって明らかに否定的な動きとなっている

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