KuCoinジョニー・リゥCEOが大規模なレイオフのうわさを否定

KuCoinのリゥCEOが大規模レイオフのうわさを否定

香港に本拠を構える仮想通貨取引所のKuCoinは、市況が衰弱する中、スタッフの規模を大幅に削減することで一部の競合他社に加わったという噂を否定し、同社のジョニー・リゥ(Johnny Lyu)CEO(最高経営責任者)により、今後数カ月間雇用を続けることが明らかにされた。

Coinbase、CryptoCom、Bybitなど、世界的人気の仮想通貨取引所大手が、取引量減少によって主要な収入源に大きな影響を受けた事を理由に、人員を大幅に削減したことを受け、KuCoinも同様に大幅な人員削減のうわさがながれていた。しかし、Wu Blockchainによると、同取引所は7月11日(月曜日)、これら主張に反論し、同社は引き続き300人のスタッフを雇用することを約束し、業績が著しく悪い従業員に対して退職を求めていることを明らかにした。

もう一つのうわさも否定

KuCoinは、大規模レイオフのうわさを否定するだけでなく、テラ(Terra)エコシステムとの関係を否定し、LUNA / UST関連のポジションに投資したり、保有したりして居らず、USTのようなウェルスマネジメント製品も持っていないとうわさを否定している。

リゥCEOは、LUNA、3AC、Babelなどへのエクスポージャー(金融リスク)を却下し、同取引所にはユーザーに撤退の凍結などの制限を課す計画はないと述べている。同CEOは投資家とユーザーを安心させることを目的に次のようにツイートを発信している。

日本語訳:
私たちは、才能が仮想通貨市場で競争力を維持するための鍵であると信じています。市場の下降トレンドにもかかわらず、拡大を続けます。

同取引所の現従業員数は約1,000人で、主に技術、コンプライアンス、マーケティングの各部門で、従業員を約30%増やす予定とのこと。半年ごとの報告書に記されているように、5月に1億5,000万ドル(約205億円)を調達し、企業評価額100億ドル(約1兆3,700億円)に相当する同取引所は、市場の後退の中で目覚ましい成長の鈍化を示さず、2兆ドルのマイルストーンを超えるスポットおよび先物の累積取引量を達成している。